アンサンブル・ド・ミューズ ニュースレター

レッスンの事、日々の出来事などいろいろと…。

レッスン…♪レッスン…♪

2010-02-21 12:05:09 | Weblog
昨日のアンサンブル・バレエ クラスミドリさん、メグちゃん、ユミさんの大人メンバーも勢ぞろいで賑やかにレッスン。
クラシック・バレエの基本には大人用の基本・子供用の基本というものはなく、基本は基本、あくまでも一つである。あるのは予備段階・初級・中級・上級のテクニック・レヴェルの違いだけ。だからジュニアと大人が一緒にレッスンすることは可能なの。
ただウチの場合、ジュニアの方がレヴェルが高いから、レッスン・メニューの構成を大人とジュニアで変えたりはしています。
去年の12月からバレエを始めたミドリさん、メグちゃん、ユミさんは、まだ予備段階だから、動きの練習をする、というよりは、動かせる身体に目覚めさせる、ための練習が中心になっている。
それでも、昨日の3人には笑えたなぁ。
私は動きの順番を説明して見本を見せるときに、カウントも指定します。そしていつも音楽のアクセントと動きのアクセントが分かりやすいように、指を鳴らしてリズムをとってあげるようにしているのですが。
昨日の3人は、それぞれがそれぞれにびみょぉにカウントがズレています… ズレていることは分かっているようです… でも、なぜズレているのかは分からないようです… そして、修正も出来ません…
そんな3人を私は優しく見守ります……いや、そうしたいとは思っているのよ…
バー・レッスンの後半、ジュニアは両手をバーに置いてアレグロ“プティ・バトゥリー”の練習をするので、大人はジャンプの基本中の基本、“タン・ルヴェ”を練習しましょう。
まず私が順番の説明をして見本を見せます。
音楽に合わせて3人が動きの練習をします。順番を間違えてはいません。一応カウントもはずしてはいません……、がっ……
「なっ、“なにか”が違う…。“なに”が違うんだ…
ジャンプ=跳ぶ動きなのに、3人は沈む… 3人とも真面目に一所懸命それこそ渾身の力を振り絞り半分呼吸も忘れて“跳んで”いる…、跳ぼうとしているのに…落ちる…
「あのねぇ、イメージの捉え方だね “ぴよん…”と下向きのイメージをするから落ちる。“ぴよぉぉぉ~~んっ”と上向きにイメージすれば跳べるんだよン
と、もう一度見本を見せると、3人は自分の中のイメージの修正が出来たのかな…。
「ほぉら、さっきよりずっと軽やかになったじゃない
ミドリさん、メグちゃん、ユミさん、いいかえ、ジャンプは跳び“降りる”んじゃなくて、跳び“上がる”んですぜ
バー・レッスンが終わるとセンター・レッスン
ジュニアには
「プリエのあとはトルソーを軸脚の上にきちんと戻しなさい」
とか
「アン・ナヴァンのアームスと同じ方のトルソーを引き上げなさい」
とか、“まぁぁ、バレエだわぁ~な注意をするが、大人3人への注意は
「右の脚と左の脚は交互に1本ずつ動かすんだよン」
だったりする…
ミドリさんは普段はかかない大汗をかき、メグちゃんはお雛様のように美しいお顔から表情が消え、ユミさんは大きな目がますます大きくなり、必死にジュニアのあとに続いて跳んでいる…。でも、
楽しそうだなぁ
昨日はみんなから沢山プラス・パワーを頂きました、ありがとう
コメント
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