アンサンブル・ド・ミューズ ニュースレター

レッスンの事、日々の出来事などいろいろと…。

ストゥーニュの秘密…♪

2014-03-07 09:50:39 | Weblog
昨日のカルチャーセンターのクラス《大人のバレエ》は、高校生組二人と大人一人がお休みで、ユキさんカイトさんの二人のレッスンになりました。
昨日は二人にきちんと教えたい事、覚えて欲しい事があったの。
バー・レッスンの後半。
「先週までストゥーニュの半回転を練習したけど、じゃぁ今週は1回転を練習しましょう
「ほぉぉぉ…」
まず確認。
アン・ドゥオールは外への回転。糸巻から糸が引き出されていくイメージ。
アン・ドゥダーンは内への回転。糸巻に糸が巻き取られていくイメージ。
とアタマでは分かっていても、アンシェヌマンになると咄嗟のときに戸惑うことも多くなるよね。
だからちょいとしたコツ、考え方のコツのようなものを教えましょう
鏡の方を向いて両手バー、右脚前5番ポジシオン。
ドゥミ・プリエ→右脚ポワン・タンジュ・ア・ラ・スゴンド→右脚“後ろ”5番シュル・レ・ポワント
「ここからアン・ドゥオールで回転する場合はどっち周り?」
「…右…後ろ側の脚の方…」
正解です
では次。
ドゥミ・プリエ→左脚ポワン・タンジュ・ア・ラ・スゴンド→左脚“前”5番シュル・レ・ポワント
「ここからアン・ドゥダーンで回転する場合はどっち周り?」
「…右…後ろ側の脚の方…」
正解です
じゃぁね、鏡に映る私の脚を見ていてね。
右脚ポワン・タンジュ・ア・ラ・スゴンドから右脚“後ろ”5番シュル・レ・ポワントと左脚ポワン・タンジュ・ア・ラ・スゴンドから左脚“前”5番シュル・レ・ポワント。
「同じポジシオン、同じ5番でしょ、どちらにしても右脚後ろ
「… そうだ、同じだ… …そうかぁ…」
そう。動作脚(=ポワン・タンジュする脚)を前にするか後ろにするか、それだけの違いでアン・ドゥオールかアン・ドゥダーンかの回転方向が決まるの。動作脚を前にすればアン・ドゥダーン後ろにすればアン・ドゥオール
どちらにしても“後ろ側の脚”の方にしか回転はかけられない。前側の脚の方に回転しようとすると
「…あ、回れない…
そう。途中でロックがかかる。
「慣れないうちはね、とにかく“後側の脚の方に回転”と覚えておくといいわね。ま、動作脚を前にするか後ろにするか、そこを間違えちゃったら終わりだけどね
「すっっっっごぉく良く分かった…、すぐに出来るかどうかは別として…
うん。まずアタマでしっかり理解することが大事。アタマで理解したうえで練習を重ねれば、スグに身体はついてくる
というわけで、センター・レッスンではほとんどのアンシェヌマンにストゥーニュ・アン・ドゥダーンを組み入れました
ポワン・タンジュ・ア・ラ・スゴンドした動作脚を5番ポジシオン・シュル・レ・ポワントに引きつけるスタイルのアン・ドゥダーンと、ポワン・タンジュ・ア・ラ・スゴンドした動作脚の方にグリッサード・シュル・レ・ポワントするスタイルと2種類。
二人とも、9割5分の確立でよく出来ましたぁぁぁ
最期に、ソレ、シャンジュマンとルティレ-ルルヴェのアンシェヌマン
カイトさん、今週は左側のときのアームスのポジシオン、修正出来てるかな?

う~ん、惜しいねぇ。後に引いた脚と同じ側のアームスがアン・ナヴァンだよん。
「ってことは…、前の脚と反対側のアームスが前…」
そうです。そのとおりです
はい、テンポ・アップしますよぉ。上手に出来たらレッスン終わり。

おぉぉぉ、ちゃんと出来たじゃないの
やったねぇぇ
ストゥーニュ・アン・ドゥダーンを集中的に、というシンプルな、でも楽しいレッスンでした

コメント
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