アンサンブル・ド・ミューズ ニュースレター

レッスンの事、日々の出来事などいろいろと…。

本番にピークを…♪

2019-09-08 10:19:29 | Weblog
発表会本番まで残すところちょうど1週間。
振り付け作品の微調整をしたり修正をしたりしています。
ちょっと茶目っ気のある曲を使っているから、その雰囲気も表現したいですしね。
「あ、アイさん、パ・ドゥ・シャ-クぺのあとデガージェ・ドゥヴァンから回転するところ、アームスをきちんとア・ラ・スゴンドに開いてね。それが遅れると空間が広がらないから」
「ん…
デガージェ・ドゥヴァンと同時にアン・ナヴァン
回転を掛けながら脚をドゥミ・ロン・ドゥしてア・ラ・スゴンド、同時にアームスもア・ラ・スゴンド
顔はアン・ファスに残す
…と、見本をみせて…。
「いいわね
「ん~…っとぉ…」

「あ~、肘を引かないで……、あらあら、肩甲骨を寄せないの」
「ひょぇ~ん…
ほれ、もう一度やってごらんなさい。
顔を残すのを忘れずにね。

そうそう、それ!
いいですよ
パ・ドゥ・シャ-クぺの脚の使い方も修正。
はい、音で通しましょう、どうぞ

ん、そうね、よろしいでしょう
いちばんの懸案だったレヴェランスも様になってきました
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プリエとタンジュ…♪

2019-09-07 09:41:51 | Weblog
センター・レッスンでバットマン・タンジュのアンシェヌマン、その後半。
右脚前5番→右脚ポワン・タンジュ・ア・ラ・スゴンド→右後5番→タンジュ・ア・ラ・スゴンド→右前5番→タンジュ・ア・ラ・スゴンド→右後5番→タンジュ・ア・ラ・スゴンド→2番ドゥミ・プリエ→ルルヴェ→ドゥミ・プリエ→ルルヴェ→ドゥミ・プリエ→ルルヴェ→ドゥミ・プリエ→左脚ポワン・タンジュ・ア・ラ・スゴンド→左前5番⇒…………
ポワン・タンジュ・ア・ラ・スゴンドしたとき、足指の腹が床につかないように気を付けましょう
ではどうぞ

おぉぉっとぉ、ソコね
「ヨウさん、2番ドゥミ・プリエをしてからルルヴェするところでね…」
お腹を押し出すような立ち方をしてはいけません
頭の天辺から吊り上げられるように、上から引き上げて立ちましょう
「下からルルヴェするってのは…、つまりカカトを上げてから膝を伸ばして、それからトルソーを押し上げるっていうのは脚の筋肉に負担がかかる。トルソーが足の上にズッシリ座り込んでるんじゃ立ち上がれないわよ
「はえぇぇぇ…
バットマン・タンジュのあとはタン・リエの練習。
アイさんはピケ・シュル・レ・ポワントでね。
クロワゼ・アン・ナヴァン→ア・ラ・スゴンド・ドゥ・コテ→クロワゼ・アン・ナヴァン→ア・ラ・スゴンド・ドゥ・コテ
じゃ、一人ずつどうぞ

あ、アイさん、エファセの高い3番のアームスのとき、顔の角度がちょっと違う。
エカルテ・ドゥヴァンのときの角度になってるよ。
もう少し、下から見上げるようにね
「見上げる…、ん…
ヨウさんはねぇ…。
「私の隣に立って鏡に向かってごらんなさい…、ほら、これだけの身長差があるわよね。じゃ、そのままドゥミ・プリエして…」
「… …」
「あの身長差がなぜこんなに逆転するんでしょうか」
「…ちゃんとプリエをしていない…
そういうことです。
これ以上トルソーを下げたらカカトが上がっちゃうっていうギリギリのところがドゥミ・プリエ。
中途半端なところでただ膝が曲がってるだけっていうのはプリエとはいわないのよ
まずはしっかりプリエをすること、そしてきっちり膝を伸ばすこと、それを大事にしましょうね。
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ポーチを買った…♪

2019-09-06 11:09:08 | Weblog
発表会本番まで10日です。
当日は子供たちのメイクを担当し、舞台袖で出入りの捌きをします。
貴重品や手回りの品をまとめるバッグかポーチが必要だな、と思って見て回りました。
基本的にはお財布とスマホとハンドタオル、ソーイングセットが入ればいい。
ウエストポーチがベストだけど、斜め掛けショルダーでも妥協できなくはないな
バッグや鞄専門店で扱っているような高価なものである必要はないでしょ。
雑貨屋をいくつか見て回って1つ2つ候補を絞り、もう一つの雑貨屋へ…。
なぁんと…っ、そこの入り口に置かれた棚にソレが…

               

縦21.5cm×横17cm×マチ幅7.5cmのショルダーポーチ。
外側にはオープンポケットとメッシュのファスナーポケットが、内側にもオープンポケットが一つ。
即決
帰宅して斜め掛けにしてみてふと思いついたので、ストラップを肩から外して限度まで縮めてみた。
はっはぁ…、ばっちりウエストで止まった
よぉし、これで だわ
で、当日に予定している持ち物を念のため収めてみました。

               

500mlのペットボトルも入りました
こぉれは好いものを購入しました
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シリーズ最新刊が出てた…♪

2019-09-03 11:57:00 | Weblog
書店に行ったら新刊が出てました…、先月末には出てたみたい。
シリーズで読んでるものって、なんとなくカバーでそれと分かるようになりますよね。

               

『赤い刀身 公家武者信平』 佐々木裕一著 講談社文庫

今回は、結果めでたしめでたしのお話と、付ける薬もないようなバカ殿を成敗するお話と、“屁理屈捏ねやがって ”な胸糞悪くなる悪党を成敗するお話の3本。
五味殿は相変わらずお初さんに執心ですが、報われませんね
それでも懲りない五味殿、好きだなぁ。
ホントはお初さんだって五味殿のこと好ましく思ってはいるのよ。
ただ夫婦にはならないと思い定めているだけでね。
元くの一だったお初さんなりの諦観というか達観というかさ
久しぶりに増岡弥三郎殿も登場。
信平さま若かりしころからの剣術仲間、いまは幕府勘定方に出仕しています。
信平さまが看破したところによると、公儀隠密という裏の顔も持っているみたい
信平さまと奥方松姫さまとは相変わらず仲睦まじく、嫡男福千代くんも健やかに成長しています。
今回、将軍家宣への拝謁が叶い、元服した福千代くんは“信政”という名を賜って後継ぎと正式に認められます、おめでとう
信平さまにもご加増があって三千石となられます、おめでとう
相変わらず信平さまの剣技は冴えわたり、事件に対する読みも冴えています。
そうそう、善衛門さまも矍鑠としてらっしゃいますよ、もうおいくつなんでしょうかね。
ますます鷹司松平家は安泰ですなぁ
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ある衝撃…♪

2019-09-02 09:16:46 | Weblog
以前から書店の文庫本のエンド台に積まれているのを目にしてはいたんですけど…。
直木賞と本屋大賞を受賞した作品だってことは知ってはいたんですけど…。
目にするたびにそのヴォリュームに恐れをなしてしまって…。
結局、読み慣れた好きな作家の作品や好きな時代物などを読んでいるうちに忘れていたのです。
でも、最近になってふとしたきっかけがあって、じゃぁ読んでみよう、と…。

               

『蜜蜂と遠雷 上・下 恩田陸箸 幻冬舎文庫

目次の次に国際ピアノコンクールの1次予選から本選までの課題曲が紹介されている。
次に主要人物の1次予選から本選までの選択曲=プログラムが紹介されている。
そして冒頭。
うわわわわぁ…、なんて抽象的なのに明晰なの…
それが第一印象でした。
まずは国際ピアノコンクールに向けたオーディションの場面になります。
あ、この審査員の気持ち、心境、わかるわぁ…、程度の差こそあれ、ね
主人公のひとりである風間塵登場。
うぅっひょぉぉぉ…
それからもう一人の主人公栄伝亜夜の少女期のエピソード、さらに高島明石がコンクールに挑戦を決めるまでのエピソード。
第1次予選前夜のパーティーに主人公の最後のひとり、マサル・カルロス・レヴィ・アナトール登場。
何人ものコンテスタントに交じって22番高島明石、30番マサル・カルロス、81番風間塵、88番栄伝亜夜の順に演奏。
第2次予選には4人とも残り、第3次予選に進んだのは高島明石を除く3人。
その3人が本選まで残り…。
ま、物語の荒筋はともかくとしてね。
第1次予選から本選まで、客席で聞いている明石やマサル、亜夜、審査委員がそれぞれに演奏から受けた音の印象が語られるところがあるの。
その文章がね、というよりその表現がね、豊かで明晰で、まるで協奏曲みたいなのよ。
たとえば、ある曲のあるパートについて、さまざまな比喩によって表現されているんだけど、その言葉の鮮やかなこと
あぁ、そう、きっとそんな風に聞こえるのね、そうなのね、と引き込まれていく。
まるで私自身が主人公たちといっしょに、ホールの客席に座って一緒に聞いているような気分になっていく。
正直にいってしまえば、第1次予選前夜のパーティーのシーンで結果は大方見えてるのよね。
ただその結果に至るまでのプロセスが気になる、主人公たちのそのときどきの思いを知りたい、そんな演奏をする背景を知りたい。
そんな風につかまってしまって、一気呵成に読んでしまいました。
読了後、しばらくはこの作品に酔っているような錯覚をおぼえていましたね。
そして、昨日は合同リハーサルの日だったんですけど、スタジオまで移動するあいだ、頭のなかでずっとガーシュウィンのラプソディー・イン・ブルーが鳴っていました
なぜいま、ガーシュウィンなんだ
リハーサルを終えて、帰りの電車に乗って席に座るとまたラプソディー・イン・ブルーが…。
あぁ、そうか、そうなのねぇ…、分かったような気がします。
10数年前、テレビのニュースで流れてきた辻井伸行さんのラプソディー・イン・ブルーを耳にした瞬間の衝撃と同じような衝撃を、この『蜜蜂と遠雷』から受けていたのでしょうね
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