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恐怖のゼロ・カロリー食品・・・・アスパルテーム

2014-09-03 10:34:00 | 時事/金融危機
 

■ 肥満の原因になるゼロ・カロリー ■


最近何かと目にする「ゼロ・カロリー」とか「カロリー・オフ」という食品や飲料水。その成分表示を見ると、ほとんどの商品に「アスパルテームK」と書かれています。

最近熾烈な競争を繰り広げる「糖質ゼロ・プリン体ゼロ」をアピールした発泡酒や、「カロリー・オフ、アルコール・フリー」のビール味に飲料にも入っています。勿論、ダイエットコークやペプシゼロ、そしてカロリーオフの酎ハイにも、さらにはガムにも。

実はこのゼロカロリー甘味料の「アスパルテーム」は世界的に危険性が指摘されている食品添加物です。発癌性、腎臓障害、脳神経系への障害、精子の減少、胎児への影響、うつ病の誘発など、様々な危険性が指摘され続けて来ました。

私が身を持って実感するアスパルテームの危険性は「満腹中枢を麻痺させる事で、むしろ肥満の原因になる」事です。

■ インスリンとレプチンを誘導して血糖値を下げてしまう事で肥満を誘発し、糖尿病の原因となる ■

最近、運動不足でお腹周りが気になるので、危険と知りつつ、思わずカロリ・オフの酎ハイなどを買ってしまいます。しかし、アステルパームの過剰摂取は下記の様なプロセスでむしろ肥満を増進させる事が分かって来ました。

1) アステルパームは体内で分解されフェニルアラニンとアスパラギン酸になる
2) この二つのアミノ酸は、インスリンとレプチンとうホルモンの分泌を促す
3) インスリンは血糖値を下げ、レプチンは満腹中枢を刺激する
4) インスリンとレプチンの過剰分泌は、インスリンとレプチンに対す抵抗性を高めてしまう
5) 結果的にインスリンやレプチンの効果が薄れ、食欲が増進する。
7) インスリンの抵抗性が高まると、糖がエネルギーとして代謝されなくなり脂肪となる
6) 結果的に満腹感が得られにくい体質になり、肥満も進行する
7) インスリンの抵抗性が高まるとインスリンの分泌が低下して糖尿病に成る

ダイエットの為の「ゼロ・カロリー」や「カロリー・オフ」が実は肥満を量産する結果とななっていたのです。

アステルパームは最初の内は満腹感を増進しますが、体がそれに慣れてしまう事で、絶えず空腹感に苛まれる体になってしまうのです。

インスリンの抵抗性は砂糖の過剰摂取や高カロリーの食事でも起こる事ですが、「ゼロカロリーだから大丈夫」という安心感が必要以上のアステルパームの摂取を促し、肥満を促進させる事になります。

■ インスリンの低下はセロトニンを減少させ、鬱(うつ)症状を引き起こす ■

インスリンの低下は鬱(うつ)の原因にもなります。

インスリンは脳内でセロトニンの生産を誘導します。セロトニンは「幸福感」を生み出す作用がありますから、食後に幸せな気分になるのは、セロトニンの影響とも言えます。

アステルパームによってインスリン抵抗性が生じると、インスリンの分泌が阻害され、その結果脳内のセロトニンが不足して来ます。この状態を「鬱状態」とか「うつ病」と言います。

アステルパームの直接的影響とは言えませんが、インスリンの抵抗性を生み出す事で、アステルパームは糖尿病のみならず「うつ病」をも生み出している可能性が有ります。

■ アメリカ食品医薬品局とアステルパームの不正認可 ■

そもそもアステルパームは発見された当時から危険性が指摘され、アメリカ食品医薬品局(FDA)は承認に難色を示していました。色々なブログに詳しく書かれているので、箇条書きにします。

1) 1965年にアメリカのサール薬品が、ガストリンの合成研究中に偶然発見
2) 強い甘味を持ちながら、体内で代謝されカロリーはゼロ

3) 安全性の検証事件で猿7匹に投与したところ1匹が死亡5匹が痙攣を起こした
4) フェニルアラニンとアスパラギン酸の大量摂取による興奮性毒性が原因

5) 多くの安全性試験で実験動物の半数近くが死亡した。
6) 1973年、サール社は過去の研究結果を届けずにFDAに申請

7) 1974年、FDAが乾燥食品に限って使用を認可

8) スパルテームの安全性懸念の特別チーム編成(FDA)
   実験動物の大半に大きな腫瘍が発生していたことが露見
   1974年の乾燥食品にのみ限定した認可を保留

9) 1976年、サール社とアスパルテームに対する聴聞会(上院小委員会)
   実験動物に子宮腫瘍発生の事実が露見
   脳腫瘍発生の事実も露見
   その他、サール社の広範な不正が露見

10) 担当の連邦検事がサール社を弁護する会社に転職。後に「運輸長官」に成る。
11) 後任の検事も転職
12) 1977年、聴聞会の起訴出訴期限切れ

13) 1979年、サール社がラムズフェルド(フォード政権の国務長官)をCOEに迎える

14) 1981年、レーガン政権発足。FDAの長官にアーサー・ヘイズを指名
15) 1981年、アスパルテームの審査委員会は2対3でアスパルテームの認可を否決
16) ヘイズが新たに審査委員を1名加え、3対3となる
17) 審査員が同票になった事で、長官ヘイズがアスパルテームの認可を許可すると判定

18) 1981年、アスパルテームの乾燥食品と卓上砂糖代替えの認可が下りる
19) 1983年、炭酸飲料、シロップへの使用認可が下りる

20) 1985年、サール社がモンサントに買収される

アーサー・ヘイズは業者との癒着が問題視され、FDA長官を解任されますが、その後、サール社関連の会社に迎え入れられています。

・・・オイオイ、真っ黒じゃねえか・・・・。

■ 美味しいい食事と肥満は等価交換 ■

アスパルテームは限りなくクロに近い食品添加物ですが、現在は様々な食品に含まれ、日本では「味の素」が製造ライセンスを取得しています。

動物実験が示す危険性は、それなりに大量に摂取した結果なので、現在認可の基準になっている使用料で急性の障害を起す事は考えられません。

ただ、長期の使用における発癌性の上昇や、様々な神経症状やその他の影響は未だに検証段階だと言えます。デンマーク政府機関の研究では、アスパルテームを常用する妊婦の流産の確率が97%上昇するという結果を発表しています。

私はアスパルテームの最大の危険性は、肥満の促進による糖尿病や鬱症状の誘発では無いかと思っています。

いずれにしても、「美味しい物を食べても太りたくない」という現代人の欲求に訴える事で、アスパルテームを含む食品は日々増え続けています。

本来、美味しい食事と高カロリーは「等価交換」です。現代の錬金術アスパルテームが求める「等価交換」とは、「私達の健康」なのです。

禁則に触れる錬金術の対価は、いつの時代も高く付くのです。



陰謀論的には、「病気を増やして製薬会社がボロ儲け」とか、「人口抑制の手段」なんてテーマで書きたい所ではありますが・・・・やはり、「ゼロ・カロリーって実は太るんだよね」という切り口が一番効果がありそうなので、本日は真面目に書いてみました。