■ 議場を暴徒が選挙しても株高 ■
トランプに扇動された支持者達が米議会に乱入するという、「どこの途上国の出来事かよ!!」とツッコみを入れたくなる様な事件が起こりました。議場が暴徒に占拠されるなど、アメリカ建国以来無い出来事です。
それでも米株は値上がりをしています。バイデン大統領の誕生と、上下院での民主党優位を受けて、財政出動が拡大すると歓迎しています。
■ トランプが打ち込んだ「分断のクサビ」 ■
トランプ支持者(アメリカのネトウヨ)や日本のネトウヨは、不正選挙の証拠をトランプが立証して、トランプが大統領になるだろうと信じて疑いませんでした。彼らは「トランプは正義の味方で世界の巨悪と戦っている」と信じていた。
・・・・とんだ〇〇です。
トランプがアメリカや世界を支配する者達と対立しているのなら、彼は堂々と支持者の前の姿を現す事すら出来ないでしょう。世界の支配者は、自分達に敵対する者を簡単に消し去ります。トランプの場合は、暗殺などしなくても、前回選挙で彼を勝利させないだけでいい。
トランプ支持者が主張する様に「選挙が盗める」ものであるならば、前回選挙で政権政党だった民主党は幾らでもトランプを潰す事が出来た。(私は選挙は「盗める」と信じていますが)
「盗める」選挙で何故トランプが大統領になったか・・・これを考えるのが真の陰謀論です。「トランプの役割は何か」。
トランプの役割は「分断」です。彼は米中の間にクサビを打ち込み、米国民の間にクサビを打ち込み、リベラルとネトウヨの間にクサビを打ち込んだ。
リベラリストの多くがバイデン大統領が「分断を修復する」と信じて疑いませんが、彼が中国との貿易関係を修復すれば、トランプ支持層の労働者は仕事を失い分断は深まります。
移民国家で、極端な貧富の差が存在するアメリカは、元々多くの分断を内包していました。アメリカな100年、200年という歴史と努力によって、その分断を徐々に埋めていった。しかし地殻の亀裂は残ったままです。そこにトランプはクサビを打ち込み、亀裂は見えない深さでさらに広がってしまった。これは最早修復不可能なレベルに達している。
■ 怒りの矛先を巧みにコントロールされるネトウヨ ■
アメリカに限らず世界各地で分断が広がっています。ヨーロッパのネオナチや極右、日本のネトウヨなどは分断の申し子です。彼らは総じて「貧しい」。彼らは自分達から仕事を奪う移民や、中国を敵視します。
しかし、彼らはミリードされています。彼らを苦しめているのは「貧富の格差の拡大」です。資本の多くの金融市場に集中し、そこから富を引き出す者はより豊になり、アクセス出来ない者はより貧しくなる。行政が再分配を怠り、企業が労働者への対価を払い渋る事で生まれた格差こそが、ネトウヨ達の苦しみの元凶です。しかし、彼らは怒りの矛先を巧みに逸らされています。
移民や中国人はケシカラン・・・と。
そして、彼らは格差を生み出している、或いは放置している政治家を支持してしまう。
トランプは「持てる者」であって、決して貧乏人の代表では無い。安倍元首相は裕福な家庭で育ち、貧困の何たるかを決して理解しません。そんな指導者を何故か世界のネトウヨは支持している。
■ トランプという使徒とサードインパクト ■
トランプは「使途」です。(分からない人は『エヴァンゲリオン』を観て下さい。)彼は決定的な分断を世界にもたらす為に遣わされた。
新型コロナウィルスも使徒です。コロナウイルスは社会の恐怖に感染し、経済を破壊した。
これから世界はサードインパクトへと進んで行きます。(前回二回は世界大戦)。ダボス会議は「グレートリセット」と呼んでいます。
サードインパクトの後の世界の景色は一変するでしょう。海が赤く染まる様な事は無くとも、地図からアメリカ合衆国が消える程度の事は起こり得ます。そしてドルが世界から消える事も・・・。
■ 世界は誰かの意のままに・・・ ■
世界は誰かの意のままに変わって行く。無知と死が支配していた世界は、少しずつ豊になって行く。かつては奴隷として使役された人々も今は普通の人として暮らしています。
一方で、その為の犠牲も大きい。
世界の秩序が変わる時、古いシステムが徹底的に破壊され、多くの人が戦争や飢餓によって死んでゆく。
世界の経営者がその先に作り出す世界はどんな世界なのか・・・。
私は世界の経営者の善意を疑いません。現実に世界は少しずつ良くなっているのだから・・・。彼らは神かもしれないとも思っています。人知が及ばぬ高みで世界を睥睨する。
陰謀論と言うからにはスケールが大きい方が良い。どこかのチンケな故悪党が、小銭を稼ぐ為に結託しているなんて実にツマラナイ話じゃないか。そんなチンケな世界なら、みんな星になってしまえばイイ!!