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PCR検査って何?

2021-01-13 03:24:00 | 新型コロナウイルス
 

■ ウイルスの塩基配列の任意の箇所を増幅する ■



PCR検査はウイルスの遺伝子を倍々に増殖する検査法です。国立感染研究所のマニュアルのURLを貼っておきます。

病原体検出マニュアル 2019-nCoV Ver.2.6


この膨大な手順を見るに、高度に自動化されていなければ検査数を容易に増やす事が困難な事が理解出来ます。

PCR検査は塩基配列の任意の箇所と結合して塩基配列をコピーする事でウイルスの断片をどんどん増やして行きます。これは生物の細胞内で行われているタンパク質合成を人工的に行う事と言えます。

「TTCGGATGCTCGAACTGCACC」これは今回検出に用いられている「プライマー」の一つですが、この塩基配列に相対するウイルスの塩基配列にプライマーが結合する事で、そこを起点に塩基配列の複写が開始されます。複写の為に酵素(RNAポリメラーゼ)が添加されています。

下の表は国立感染研究所が有効と認めるプライマーセットの塩基配列です。「ORF1a領域」の塩基配列とウイルスのスパイクの部位「S」の塩基配列を複製しています。




プライマーが2個で1セットとなっているのは、ウイルスの塩基配列の任意の箇所のみを増殖する為に、コピー箇所の頭とお尻の配列に相当するプライマーが1セットとなる為です。添加され、両方からコピーが開始されトンネル工事の様にある場所で合体します。





■ どうやって検出するのか ■

検出には蛍光体が用いられますが、ウイルスのRNAとプライマーが結合すると遊離する事によって蛍光を発する部分をプライマに予めセットしている様です。



PCRで増幅したサンプルの蛍光(紫外線などを当てて発光する光)を分光器に掛けると、帯状に光が分かれます。この蛍光を観測する事でウイルスの有無を判別しています。コントロールの発光が充分に観測されれば充分な量の塩基配列を増幅した事になるのでしょう。

■ プライマーの出どころは何処? ■

今回のPCRF検査のプライマーの元は、中国で初期に感染した患者から分離したウイルスが用いられている様です。

この分離が適切であったか、体細胞やその他のウイルスの遺伝子が含まれていなかったか疑問を持つ人も居ます。タンザニアの大統領が「ウズラの卵でも、マンゴーの汁でも陽性になった」と発表した事で、生物の細胞が一般的に持つ塩基配列をプライマーが合成しているのでは無いかとも疑いも持たれています。

インフルエンザウイルスなどで陽性が出る可能性があるのも、これらのウイルスが似たような塩基配列を持っている可能性を示唆しています。

但し、国立感染研究所は新型コロナウイスの全ゲノムを既に解析しているハズで、中国発のプライマーに不備があれば気付いているハズです。興味深い事に国立感染研究所は新型コロナウイルスの全ゲノムを解析したとアメリカのDCDに申告していましたが、これを取り下げたとの情報がネットに転がっていました。真偽の程は確かではありませんが「陰謀論的」にちょっと面白い情報です。

■ PCR検査で問題になるのは「擬陽性」 ■

一方、PCR検査は複雑な手順を踏む検査で、検体の扱いもデリケートです。

1)ウイルス増殖部位から上手く検体が採取出来なかった
2)搬送中の温度管理が悪くてRNAが壊れてしまった
3)検査自体に問題があって増殖がうく行かなかった

・・・様々な原因によって体内にウイルスが存在するのに陰性になる偽陰性が30%発生しま
す。(感度70%)

どんなにシラミツブシに検査をしても30%のウイルス保有者を見逃すので、専門家はPCR検査を臨床に使用する事に警告を発しています。感染者が野放しにされる事を危惧しているのです。

昨年3月頃にネットに「感染研究所の80度という処理温度では擬陽性が出る」という書き込みを見つけました。感染研究所は陽性率を意図的に下げている・・・そう指摘しています。

PCR検査では、一般的には90度で処理を行うという記述が多い。但し、これはDNAを一本鎖に分離する温度で、新型コロナウイルスは元々1本鎖のRNAウイルスなので、80度でプライマーが活性化して塩基配列のコピーを始めるのであれば問題が無いのかも知れません。むしろ元のRNAを壊すリスクが減るのかも知れません。

■ 特異度99%・・・擬陽性が1%出る ■

前回の記事でも書いた様に、陰謀論者は感度では無く「特異度99%」にむしろ注目しています。100人のうちに1人の「擬陽性」が出るという数字です。

タンザニアの大統領が主張した「ウズラの卵やマンゴーの汁でも陽性が出た」というのはウズラの卵の検体100個で1つの陽性が出たという事なのか、或いは70個の陽性が出たという事なのかが重要です。前者であれば「特異度」の範疇に入りますからプライマーの設計に問題は無い。

70個の陽性が出た場合は、プライマーの設計に問題が有り、一般的な体細胞の塩基配列を検出している可能性を示唆しています。検証は容易なので、技師の方がどなたか確かめてみては如何でしょうか?

尤も、一般的が体細胞をPCRが検出してしまうのであれば、PCR陽性者がもっと多くなるはずです。日本や韓国などでは5%程度の様ですから、「普通の体細胞を検出している」といのはフェイク情報だと容易に想像出来ます。


■ PCR陽性が感染と同義では無い ■

大規模なPCR検査の最大の問題は、PCR検査がウイルスの有無を調べるだけで、感染しているかどうかを調べる検査では無い事です。

PCR検査は検体に6個のウイルスが入っていれば、原理的には陽性判定を出します。(実際的にはもっと多くのウイルスが必要だと思われますが)

この極少量のウイルスの存在をして「感染」とは言いません。たまたま吸い込んだ空気にウイルスが浮遊していて、鼻毛に付着しただけの可能性も有ります。

そもそも、ウイルスが上気道などに取りついて増殖を始める事を感染とは言いません。ウイルスが増殖を始めると、白血球(T細胞)やマクロファージなど細胞性免疫が働き、ウイルスを貪食してウイルスは排除します。私達の体は絶えず外界からウイルスや細菌や花粉などの遺物が浸入して来ますが、多くの場合は白血球やマクロファージなどの自然免疫が撃退しています。

「感染」としてある程度病状を発するのは、ウイルスが組織内で増殖して細胞を大量に破壊した状態であり、ウイルスがあまり増殖していない状態を医学用語では「感作」として区別しています。

「感作」の状態では、ウイルスはあまり増殖していないのですから、体外に排出される事はあまり考えられません。「無症状の感染者=感作」とすると、「無症状の感染者が感染を広げている」というのは考え難い。

実際に「スーパースプレター」などと呼ばれる「無症状ながらウイルスをまき散らす人」は希だと思われます。ウイルスが体内でかなり増殖していながら症状が出ない事は殆ど無いからです。

一方、感染して咳やクシャミ、発熱や下痢などの症状の有る人は、盛んにウイルスを排出しています。これらの人達はウイルス工場とも言えます。これは主に高齢者です。日本のコロナ対策委員会の会議で「高齢者から高齢者に感染している」という発言が昨年あった様ですが、この会議の動画は直ぐに削除されてしまいました。

誰かが「無症状の感染者が感染を拡大している」と国民に信じ込ませたいのでは無いか・・・陰謀脳はそう考えてしまいます・・・。



何れにしても、コロナウイルスが活発になる冬季を迎え、「調べれば調べるだけPCR陽性者が増える」状況になっています。東京や神奈川は高齢者以外のウイルスの追跡調査を中止しましたが、民間のクリニックなどで一般の方々が容易にPCR検査を受けられる以上、不安に駆られた方達が大勢PCR検査を受け、そして確率的に陽性者が発生する。

一方で昨年の1~3月程は、電車や街中で咳をする人は見かけません。たまに「コイツ、コロナやな」と思う咳き込む人の多くが65才以上のデブのオヤジです・・。777さんに言わせれば「お前は既に死んでいる」人ですが・・・多分、普通に生き延びるでしょう。「オヤジ、キモ、シネ!!」って思っている女子高生にとっては残念ですが・・・。


PCR陽性者は昨年に比べて圧倒的に大勢ですが、有症者は少ない・・・これって、コロナは既に普通の風邪になったという事でしょう。二日酔いなどで免疫が下がれば発病しますが、免疫記憶が有効に働くので、命に係わる事は無い。普通の風邪で終わります。

ただ、80才以上の高齢者は免疫が有効に働かないので、亡くなる方も居らっしゃいます。ただ、それらの方は新型コロナで無くても、普通の風邪でも、インフルエンザでも、肺炎球菌でも、誤嚥性肺炎でも無くなるリスクは同じ様に持っています。

・・・・「人間いつかは死ぬ」。この自然の摂理に、新型コロナウイルスも従っているだけなのです。

PCRが見つけているんは本当にコロナか?・・・特異度99%

2021-01-11 07:27:00 | 新型コロナウイルス
 

■ 普通の風邪コロナウイルスはPCR検査で陽性になるのでは? ■

PCR検査の陽性者がウナギの乗りですが、街中や電車の中で咳き込む人は、昨年の1ー3月に比べると非常に少ない。本当にコロナが流行しているのか・・・私は少し疑問に思っています。

そこで先日のPCR検査が陽性判定してしまうウイルスや細菌をもう一度見てみましょう。

インフルエンザ A型
インフルエンザ B型
RSウイルス B型 (普通の風邪のウイルス)
RSウイルス タイプ3 タイプ7 (普通の風邪のウイルス)
パラインフルエンザウイルス  (インフルエンザとは別の風邪様、インフルエンザ様症状)
マイコプラズマ (肺炎を起こす細菌)
肺炎クラミジア (肺炎を起こす細菌)

これ、意外な事に新型コロナウイルスの最も近縁である普通の風邪コロナのウイルスが入っていません。これは不自然です。もしかすると風邪コロナに対してはかなりの高率で陽性を示すのでは無いか?

■ コロナ以外のウイルスに陽性反応を示す場合、特異度はどうなるのか? ■

現在使用されてうるPCR検査キットの特異度は99%です。このキットが陽性を示すウイルスや細菌に感染していない人が100人検査をして一人の擬陽性が出る。

問題は、仮にこのキットが陽性を示す新型コロナ以外の感染症に感染していた場合で、どの程度の確率で陽性になるのか、説明書には書かれていません。日本はアメリカでは増幅回数を40回程度とする事で、ギンギンに検査の感度を高くしていますから、コロナ以外のウイルスや細菌で陽性反応を示す確率も高くなっているはずです。(WHOは増幅回数が多すぎると警告しています)

確かに新型コロナウイルスの感染は、インフルエンザや他の風邪コロナウイルスの感染を抑制しますが、それらの感染が皆無という訳ではありません。風邪コロナは冬季に流行します。

特異度99%というのは、このキットで陽性反応を示す他のウイルスや細菌も全く無い状態の数字ですので、実際に新型コロナウイルス以外で陽性を示すケースは100人に一人よりは増える可能性が高い。

尤も、現在の優勢は新型コロナウイルスには変わりは無いので、8割程度は新型コロナを検出していると見るべきなのかも知れません。

■ 何度も感染するから、何回でも新型コロナウイルス騒動は起こす事が可能 ■

新型コロナウイルスの第三波などと呼ばれる今回の感染拡大。多分、第一波で感染した人もでウイリスが体内に侵入したらPCR検査で陽性反応が出るでしょう。

新型コロナウイルスは無症状や軽症では抗体が作られません。但し、T細胞などが免疫を記憶しているので、普通は1度感染すればある程度の免疫が獲得できます。

しかし、二日酔いなどで免疫が低下すると再び感染する可能性が有ります。これは特別な事では有りません。普通の風邪コロナと同じだと思えば良いのです。風邪は身体が冷えた時や、二日酔いの時に掛かり易い。

多分、ワクチンを接種してもインフルエンザ同様に有効は3カ月から6カ月でしょうから、ワクチンを接種しても翌年の感染リスクはそれなりに高い。インフルエンザなどはワクチンを毎年接種している人が、毎年インフルエンザに罹ったりします。現在インフルエンザのワクチン接種の推奨理由は「症状を軽くする」という点にあり、「感染を予防する」訳では有りません。

結局、大規模なPCR検査を続ける限り、新型コロナウイルス騒動は何年でも何度でも作り出す事が可能です。新型コロナ騒動はPCR検査が作り出した悪夢なのです。


とうとう白旗を揚げた東京都・・検査は高齢者を優先

2021-01-11 06:53:00 | 新型コロナウイルス
 

■ 東京都が白旗を揚げた ■


新型コロナウイルスの感染拡大を受けて東京都は、感染者の感染経路や濃厚接触者を調査する「積極的疫学調査」を、高齢者が多数いる場所など重症化リスクの高い対象に絞る方針だ。「日本経済新聞から一部引用」


「感染経路を徹底的に洗い出す事で感染拡大を防ぐ」としていた東京都が、PCR検査の陽性者が増え過ぎて白旗を揚げました。

そもども、60才以下の健康な人にとって風邪程度の脅威でしか無い新型コロナウイルスに対して、PCR検査の陽性者を感染症病床や、感染者用の施設に収容する事自体がナンセンスでした。元々、厚労省は「症状がある人は自宅で療養」すれば良いと言っていた。

結局、現在の医療崩壊の原因は、PCR検査を増やし過ぎた事が原因で、見逃しても何ら問題の無い60才以下の健康な陽性者への対応、マンパワーを浪費していたに過ぎません。

■ 政治的点取りが招いた愚策 ■

東京都の小池知事は政治的な空気を読む事が上手い。東京オリンピックの延期が決まるまでは国の方針に従ってPCR検査数を抑制して、新型コロナウイルスの感染拡大を隠していました。しかし、中止決定以降は手のひらを返した様に、積極検査に変更し、緊急事態宣言を出す様に国に迫った。

「都民や国民の命を守る小池都知事 VS 国民の命を軽んじる安倍首相」という図式を見事に作り上げた。今回も同じことを菅政権に対して仕掛けました。

「こんなに感染者が増えているのだから・・・」というのが国への圧力の理由でした。しかし、感染者があまりにも増えてしまい、収容施設を調整したり、感染経路を追跡する保健所職員のキャパを越えてしまった。

本当に追跡が必要なのは、高齢者施設や病院のハズなのに、或いは、優先的に医療施設に収容したり、電話で安否確認をするべきは60才以上の高齢者なのに、無駄に大勢の若い感染者の対応をするあまり、これらのハイリスクの方の本当の危機を見逃してしまった・・・。

■ 医療キャパを越えればトリアージが必要になる ■

今回の決定は一種の「トリアージ」です。感染しても重症化リスクの少ない若年層を追跡調査の対象から外しました。

仮にこれ以上PCR検査陽性者が増え続けるならば、次はほとんど重症リスクの無い40才以下の健康な人のPCR検査に何らかの規制を設けるかも知れません。現在、PCR陽性者の多くを占める若年層のPCR検査を中止すれば、貴重な医療資源やマンパワーをハイリスク対策に集中出来ます。

しかし「トリアージ」は政治的にはマイナスになります。コロナは怖いと洗脳された若年層が「オレ達を見殺しにするのか」と言い始めるからです。

発信力の有る小池都知事の事ですからフリップボードなどを用いて、都民に「若い人は感染しても大丈夫」と説得するのでしょうが、そうなると「コロナはとっても危険」だとして経済活動をここまで抑制する必要は無かったという批判にさらされる事になります。

■ 無駄に騒ぎを多くくしたのは小池知事とマスコミ ■

そもそも、感染初期の国の対策は全くもって正しかった。PCR検査数をいたずらに増やさない為に、発熱しても自宅療養をさせ、PCR検査へのハードルを高くしていました。一方で、高齢者や基礎疾患のある人はハイリスクだから注意が必要と訴えていた。厚労省は高齢者施設などの適格な感染予防の指導も行っていました。

この均衡を破ったのは、小池知事とマスコミです。都はPCR検査を増やす様に医療機関に要請し、マスコミも「日本のPCR検査数は少なすぎる」と報じ続けた。

■ 総括される事なくウヤムヤにされていう責任 ■

60才以下の日本人にとってチンケな風邪に過ぎない新型コロナウイスによって日本の経済はズタボロにされました。飲食店を始め宿泊施設などの経営が行き詰まっています。今後は大型倒産も増えるでしょう。小売りの売り上げも壊滅的です。アパレル業界などは撤退が相次いでいます。

これから、百貨店やファッションビルなどは「空き売り場」が増えて来ます。いえ、既に撤退テナントの後が決まらずにスカスカになっています。

この様に新型コロナウイルスの対応を過剰にした為に、日本経済は回復する事の出来ない痛手を負いましたが、この責任は過剰な対策を迫った小池知事やマスコミにあります。ただ、その責任は決して追及される事は無いでしょう。

本来なら国民が冷静に状況を把握して、ヒステリックにコロナを恐れる事をしなければ良いだけですが・・・マスコミを妄信する国民にそれは不可能です。


PCR狂騒曲・・検査がコロナ禍を拡大する

2021-01-10 06:33:00 | 新型コロナウイルス
 
■ 別のウイルスや細菌でも陽性となるPCR ■

・Influenza A Virus (H1N1), 
・Influenza B Virus (Yamagata),
・Respiratory Syncytial Virus (type B),
・Respiratory Adenovirus (type 3, type 7),
・Parainfluenza Virus (type 2),
・Mycoplasma Pneumoniae,
・Chlamydia Pneumoniae


上記に新型コロナウイルスのPCR検査キットの説明書に書かれている、このキットで陽性になる可能性があるウイルスや細菌です。

インフルエンザ A型
インフルエンザ B型
RSウイルス B型 (普通の風邪のウイルス)
RSウイルス タイプ3 タイプ7 (普通の風邪のウイルス)
パラインフルエンザウイルス  (インフルエンザとは別の風邪様、インフルエンザ様症状)
マイコプラズマ (肺炎を起こす細菌)
肺炎クラミジア (肺炎を起こす細菌)


冬になれば、普通のコロナ以外の風邪も流行します。新型コロナによって抑制されてはいますがインフルエンザも増えます。この様な様々なウイルスや細菌によって新型コロナウイルスのPCR検査は陽性判定をしてしまう事が有ると、説明書に書かれています。


そして、説明書には、次の様に書かれています。

“ it should not be used as the only evidence for clinical
diagnosis and treatment“

“The detection results should not be directly used as the evidence for clinical diagnosis”


「これは、PCRキットの検査の結果、陽性であっても、これをもって新型コロナウイルス感染症(COVID-19)と診断してはいけないし、ましてや治療の根拠としてはいけない」


現在、様々な民間の医療機関で新型コロナウイルスのPCR検査を行っています。風邪の様な症状のある方や、仕事上PCR検査をせざるを得ない方が検査に行かれ、新型コロナウイルスが存在しないのに陽性という結果が出る場合が有ります。

1) 新型コロナウイルスを保有していない人がPCR検査で陽性になる(擬陽性)
2) 本人は2週間の自宅待機

3) 同居家族も濃厚接触者としてPCR検査を受ける
4) 同居家族がお勤めの場合はPCR陰性が確認されるまで出勤停止

5) PCR陽性者の職場の濃厚接触者がPCR検査を受ける
6) 職場の濃厚接触者はPCR検査で陰性が確認されるまで出勤停止

7) 濃厚接触者としてPCR検査を受けた人の中で確率的に擬陽性が発生
8) 擬陽性の本人と濃厚接触者が1)~6)のプロセスを繰り返す



この様に、PCR検査で擬陽性になると、本人のみならず周囲の人にも大きな影響を与えます。ですから良識的な医療機関ではPCR検査を行いません。ネットを見ていると、幾つかのクリニックなどで、上記の理由を丁寧に説明説明されて、「PCR検査を行っていません」と書いておられます。

一方、PCR検査は儲かるので、積極的にPCR検査を実施するクリニックなども多い。こうして、日々PCR陽性者が増産されて行きます。

■ 中国で1000万人にPCR検査を実施した結果 ■


ネイチャー誌に中国の大規模PCR検査の結果が掲載されている様です。

1) 1000万人にPCR検査を実施
2) 300人の無症状の陽性者を確認
3) 接触確認スマホアプリ(強制的にインストールされている様です)で濃厚接触者をチェック
4) 濃厚接触者にPCR陽性者が一人も居なかった


この検査の示唆する事は二つあります。

A) 無症状の陽性者からは感染しない
B) 1000万人PCR検査を行うと300人の擬陽性が見つかる

ネットでは「擬陽性からは感染しない」と受け取られていますが、私は確率的に存外B)の「1000万人検査すると300人の擬陽性が見つかる」というのが正解の様な気がします。


上記は間違いですね。PCR検査の特異度(感染していないのに陽性となる)は99%なので100人検査すれば1人の擬陽性が発生する可能性が有る。1000万人検査したら10万人の擬陽性が発生してしまうので、300人は中国が発表した通り症状の無い陽性者です。


という事は、A)が正しく、無症状の人は他人にほとんど感染させないというエビデンスがこの検査から得られます。このネイチャーの論文に関する記事は先週までは普通の検索出来たのですが、現在は検索で引っ掛かりません。ここら辺がグーグルの嫌らしい所です。先日も池田信夫氏がgoogleで「アゴラ」を検索しても検索されないと怒っていました。

無症状の感染者は体内でウイルスが増殖していないので、他人に感染さえる程ウイルスを排出していません。「無症状から感染しない」というのは当たり前の事で、コロナ以前は医学の常識でした。医学的には無症状のウイルス保有者は「感作」と分類され感染と区別されます。

「無症状からも感染する」というのはコロナ騒動の初期にドイツの研究者が発表した論文から広がりましたが、エビデンスが取られていないまま一人歩きしています。(マスコミが拡散しまくった)

一方、中国の論文はネイチャー誌に掲載されているので、ある程度信憑性があります。ただ、この論文を報道するメディアはほぼゼロです。知られたくない事実なのでしょう。

■ 真っ当な社会人はPCR検査をしてはイケナイ ■

もし仮にあなたが37℃の発熱があったとします。あなたが取り得る最良の対策は何か。

1) 近くのクリニックに行きPCR検査を受ける
2) テレワークで仕事をする

正解は2でしょう。仮に新型コロナに感染していたとしても、8割の人は軽症か無症状です。あなたが健康であれば風邪様症状は次第に収まります。その間、家族などに感染させない様に気を付け、外出も控えます。これで新型コロナ感染は「無かった事」に出来ます。

実は日本政府は6月頃まではPCR検査のハードルを高くして、「コロナの流行を無かった事にしていた」のです。それでも何ら問題は無かった。2020年の日本の超過死亡率は例年よりも低かった。これ、いつもの年よりも死者が少なかったという事です。

仮にあなたが近くのクリニックに行ってPCR検査を受けた場合、二つのリスクを背負います。

A)クリニックで体力の落ちた高齢者などに感染させる
B)クリニックで新型コロナウイルスに感染する

これはインフルエンザに対して良識的な医師達が警告している内容と同様です。インフルエンザに罹った場合、病院で検査をして診断書を書いてもらい、抗インフルエンザ薬を処方されますが、これは解熱を1日早める効果しかありません。

一方、インフルエンザは感染力が強いので、流行期の病院の待合室はインフルエンザ感染の場となっています。他人に感染させる可能性もあれば、仮に単なる風邪だった場合はインフルエンザに感染する危険性も有る。


■ 「病院 → 高齢者」という感染経路 ■

高齢者は頻繁に病院に行きます。持病をお持ちの方は定期的に病院に通われている方も居ます。この様な方が病院で新型コロナウイルスに感染して、同年代の家族や友人に感染を広げています。

又、高齢者施設に入所されている方も、持病をお持ちの方や、急性疾患に掛かられた方、怪我をされた方は病院に行かれます。当然、高齢者施設の職員も付き添います。病院で新型コロナウイルスに触れる可能性が高い。

高齢者施設は新型コロナウイルスの侵入対策として、病院に行かれた高齢者を2週間程、隔離していますが、職員を2週間自宅待機とする事は出来ません。こうして、新型コロナウイルスに一番脆弱とされる高齢者施設にウイルスは易々と侵入して、集団感染を引き起こしています。

いくら緊急事態宣言を発出して健康な人達の外出を制限しても、「高齢者 → 病院 → 高齢者」という感染の鎖を切らない限り、高齢者施設や病院を中心に感染は拡大し続け、重症患者や死者を生み出し続けます。

それでは高齢者は病院に行かなければ良いのか・・・持病が悪化したり、急性疾患で亡くなる事もあるので・・・無理でしょう。


■ コロナ慣れした国民 ■

緊急事態宣言が発出された初めての土曜に、私は仕事で都内に外出しましたが、電車も街も、いつもと変わらぬ人出でした。

仕事を終えて、映画館を覗くと、流石にガラガラだったので、『鬼滅の刃』の劇場版を観てしまいました。小さな女の子が、エンディング曲をスクリーンと合唱していて、微笑ましかった。

まあ、国民もコロナ慣れしてしまって、緊急事態宣言と言えども昨年の様な無人の街になる事は有りません。政府の昼間の外出は特に規制していません。

街に人が居ようが居まいが、高齢者の感染は病院と高齢者施設を中心に広がっており、これを止める手立ては有りません。

社会は開かれていて、無菌室には出来ません。ウイルスの感染を防ぐなんて「幻想」以外の何物でも無いのです。

トランプという使徒とサードインパクト

2021-01-08 10:42:00 | 時事/金融危機
 

■ 議場を暴徒が選挙しても株高 ■

トランプに扇動された支持者達が米議会に乱入するという、「どこの途上国の出来事かよ!!」とツッコみを入れたくなる様な事件が起こりました。議場が暴徒に占拠されるなど、アメリカ建国以来無い出来事です。

それでも米株は値上がりをしています。バイデン大統領の誕生と、上下院での民主党優位を受けて、財政出動が拡大すると歓迎しています。

■ トランプが打ち込んだ「分断のクサビ」 ■

トランプ支持者(アメリカのネトウヨ)や日本のネトウヨは、不正選挙の証拠をトランプが立証して、トランプが大統領になるだろうと信じて疑いませんでした。彼らは「トランプは正義の味方で世界の巨悪と戦っている」と信じていた。

・・・・とんだ〇〇です。

トランプがアメリカや世界を支配する者達と対立しているのなら、彼は堂々と支持者の前の姿を現す事すら出来ないでしょう。世界の支配者は、自分達に敵対する者を簡単に消し去ります。トランプの場合は、暗殺などしなくても、前回選挙で彼を勝利させないだけでいい。

トランプ支持者が主張する様に「選挙が盗める」ものであるならば、前回選挙で政権政党だった民主党は幾らでもトランプを潰す事が出来た。(私は選挙は「盗める」と信じていますが)

「盗める」選挙で何故トランプが大統領になったか・・・これを考えるのが真の陰謀論です。「トランプの役割は何か」。

トランプの役割は「分断」です。彼は米中の間にクサビを打ち込み、米国民の間にクサビを打ち込み、リベラルとネトウヨの間にクサビを打ち込んだ。

リベラリストの多くがバイデン大統領が「分断を修復する」と信じて疑いませんが、彼が中国との貿易関係を修復すれば、トランプ支持層の労働者は仕事を失い分断は深まります。

移民国家で、極端な貧富の差が存在するアメリカは、元々多くの分断を内包していました。アメリカな100年、200年という歴史と努力によって、その分断を徐々に埋めていった。しかし地殻の亀裂は残ったままです。そこにトランプはクサビを打ち込み、亀裂は見えない深さでさらに広がってしまった。これは最早修復不可能なレベルに達している。

■ 怒りの矛先を巧みにコントロールされるネトウヨ ■

アメリカに限らず世界各地で分断が広がっています。ヨーロッパのネオナチや極右、日本のネトウヨなどは分断の申し子です。彼らは総じて「貧しい」。彼らは自分達から仕事を奪う移民や、中国を敵視します。

しかし、彼らはミリードされています。彼らを苦しめているのは「貧富の格差の拡大」です。資本の多くの金融市場に集中し、そこから富を引き出す者はより豊になり、アクセス出来ない者はより貧しくなる。行政が再分配を怠り、企業が労働者への対価を払い渋る事で生まれた格差こそが、ネトウヨ達の苦しみの元凶です。しかし、彼らは怒りの矛先を巧みに逸らされています。

移民や中国人はケシカラン・・・と。

そして、彼らは格差を生み出している、或いは放置している政治家を支持してしまう。

トランプは「持てる者」であって、決して貧乏人の代表では無い。安倍元首相は裕福な家庭で育ち、貧困の何たるかを決して理解しません。そんな指導者を何故か世界のネトウヨは支持している。


■ トランプという使徒とサードインパクト ■

トランプは「使途」です。(分からない人は『エヴァンゲリオン』を観て下さい。)彼は決定的な分断を世界にもたらす為に遣わされた。

新型コロナウィルスも使徒です。コロナウイルスは社会の恐怖に感染し、経済を破壊した。

これから世界はサードインパクトへと進んで行きます。(前回二回は世界大戦)。ダボス会議は「グレートリセット」と呼んでいます。

サードインパクトの後の世界の景色は一変するでしょう。海が赤く染まる様な事は無くとも、地図からアメリカ合衆国が消える程度の事は起こり得ます。そしてドルが世界から消える事も・・・。


■ 世界は誰かの意のままに・・・ ■

世界は誰かの意のままに変わって行く。無知と死が支配していた世界は、少しずつ豊になって行く。かつては奴隷として使役された人々も今は普通の人として暮らしています。

一方で、その為の犠牲も大きい。

世界の秩序が変わる時、古いシステムが徹底的に破壊され、多くの人が戦争や飢餓によって死んでゆく。

世界の経営者がその先に作り出す世界はどんな世界なのか・・・。

私は世界の経営者の善意を疑いません。現実に世界は少しずつ良くなっているのだから・・・。彼らは神かもしれないとも思っています。人知が及ばぬ高みで世界を睥睨する。


陰謀論と言うからにはスケールが大きい方が良い。どこかのチンケな故悪党が、小銭を稼ぐ為に結託しているなんて実にツマラナイ話じゃないか。そんなチンケな世界なら、みんな星になってしまえばイイ!!