こんなにもすごい映画だとは思わなかった。この手の感動ものの実話はなんだか苦手だ、なんて思い劇場ではパスしてしまったのだが、惜しいことをした。だが、かなりきつい映画だし、DVDでも充分に鑑賞は可能な作品だと思う。
遅くなったが、でも、見てよかった。この映画の魅力はなんといっても、ここまで苛酷な作業を成し遂げたことということに尽きる。それは原作者でありこの物語の主人公でもあるジャン・ドミニクこと . . . 本文を読む
マキノ雅彦監督第2作である。叔父であるマキノ雅弘監督の代表作のリメイク。これはかなりの気合いが入った作品であろう。東宝版全9部作のいいところを存分に1本に投げ込んで仕上げた渾身の力作、のはずだった。だが、現実は厳しい。だいたい最初から、これは無謀だと思った。この素材は映画向けではない。
次郎長もののよさはディテールにある。子分たちをいかに魅力的に見せていくかが最大のポイントとなる。なのに映画 . . . 本文を読む
こういう映画は映画館で見るに限る。なんて言いながらもう封切りから40日も過ぎてようやく見てきた。今週いっぱいで上映が終了すると聞き、一応見ておこうと思ったのだ。あまり評判はよくないし、この手のバカアクションのために貴重な時間を割くなんて、僕もバカだとは思う。だが、休みの日にこういう映画を何も考えずに見るのは、それはそれで快感である。
とことん従来のヒーローものをコケにした設定である。予告編を . . . 本文を読む