これはプロローグでしかない。ここから始まる壮大なプロジェクトの序章である。だいたい『OASIS』と言いながらも、まだどこにもそれは描かれていない。それはこれから先のお話なのだ。だいたいこの芝居が「オアシス」にまで行き着くことが出来るのかすら不明だ。
リーディングというスタイルで、小原さんはこれから作られる死刑制度をテーマにした新作の予告編を作り上げた。だが、これはただの予告ではない。核となる . . . 本文を読む
なぜ今頃もう一度『櫻の園』なのだろうか。見ながらずっとそのことばかりが気になっていた。18年の歳月を経て中原俊監督が再びメガフォンを取る。
もちろん単純な再映画化ではない。あの映画をもうひとつのストーリーのもとに映画化する。だからこれは別の映画だ、といってもいい。続編と言うことすら可能だ。だが、そんなふうにはしない。大ヒット作のパート2ならさんざん作られるがこれはその類のものではない。だいた . . . 本文を読む
たまに、こういうアクション映画を見てハラハラドキドキするのは精神衛生上とてもよろしい。いつも高尚な芸術映画ばかり見てる人には顰蹙ものの映画だろう。だが、見てて単純に楽しいよ。こういう映画は。さすがスピルバーグ印だ。話もよく出来ている。
だが、ここまで壮大なクラッシュを見せられたら、さすがにやりすぎだろ、とも思う。劇場を出たときエレベーター待ちで、横にいたオバサン2人組が「何が映ってるのかすら . . . 本文を読む