恒例の新撰組アトリエ公演。今回は「ことのは」の関川佑一さんを作家として迎えての会話劇に挑戦する。時代遅れのアングラ芝居を標榜する新撰組がしっとりしたドラマを淡々としたタッチでみせる、はずもない。
「なにをやってもアングラになってしまう(らしい)」と自らチラシに書いてしまう自虐的なところが彼ららしい。それを売りにしたはずの本作なのだが、いろんな意味で興味深い作品に仕上がった。
もっとさらり . . . 本文を読む
南アフリカで刑務所の看守として働くジェームズ・グレゴリーがロベン島の刑務所に赴任した1968年、アパルトヘイト政策により、反政府運動の活動家の黒人が日々逮捕され、投獄されていた。グレゴリーはそこでネルソン・マンデラの担当に抜擢される。黒人の言葉・コーサ語が解るので、会話をスパイするためだ。妻のグロリアは夫の出世を喜び、順風満帆のようだった。だがマンデラに初めて会った時から、グレゴリーは特別な印象 . . . 本文を読む