いくらなんでもここまで杜撰な捜査を今の日本の警察はしないんではないか?最近の映画は(といっても僕が見た映画だが)『ヘブンズ・ドア』といい『やがて復讐という名の雨』もそうだが、酷過ぎないか。もう少しリアルに警察を描いてくれなくては映画に集中できなくなる。
まぁそれでも前半はまだそれなりに緊張感もあり悪くはなかった。音のない部分とか、なんでもない風景のインサートとか、効果的だと思ったが、寺尾聰が . . . 本文を読む
監督のフランク・A・カペロはキアヌ・リーブス主演『コンスタンティン』の脚本家らしい。この映画が監督デビュー作。さもありなん、という映画だ。クリスチャン・スレーターがハゲで、チビで、ちょいデブのすぐ赤ら顔になりそうな男を演じる。わざとなのだが、とてもリアルだ。かなり役作りのため、頑張った。目立たないし、まるで風采の上がらない男で、会社では年下からもバカにされている。家に帰っても金魚くらいしか家族も . . . 本文を読む
『空気人形』と関連して今日は、現実のすぐ真横にあり、気付くと、異界に滑り落ちていく人たちを扱った映画特集。この手の映画は上手い発想さえあれば、簡単に成立しそうに見えるが、匙加減がとても難しい。まずは失敗例から。(というか今日の2本は失敗ばかり)きっと、わざと緩い作り方をしているのだろうが、これではただの幼稚な映画にしか見えない。
主人公(長瀬智也)はある日いきなり失業し、頭痛がするから、病院 . . . 本文を読む