2部構成で1部は関典子さんの『刮眼人形』。2部は千日前青空ダンス倶楽部『水の底』。休憩10分を挟んで合計1時間ほどの上演だが、ダンスのおもしろさが十二分に詰まったすてきな時間だった。ドーンセンターのこの試みはダンス・ビギナーの女性だけでなく、あらゆる層にアピールしたはずだ。身体を使うことの魅力が、ここには満ちあふれている。
関さんのダンスは、その無表情とは裏腹の激しいダンスにまず目を見張らさ . . . 本文を読む
実にバカバカしい芝居だ。見ていてうんざりする。だが、このバカバカしさは嫌ではない。「うんざり」なんて書いてしまったが見ているうちにだんだん彼らのペースに乗せられて、それなりにこれを受け入れている自分に驚く。「作、平宅亮。演出、本若」とクレジットされているが、たぶんみんなでわいわい言いながら作ったのだろう。なんだか楽しそう。まぁ、芝居自体はいくら考えてもたわいないだけだし、残念だが、ここには何もな . . . 本文を読む