とてもシンプルな構造のドラマだ。岩橋さんらしくない。でも、それは確実に彼の進化であったことに気付く。この作品に挑む姿勢は今までとは一味違う。その反面、遊びの部分が弱くなったのは残念だが、ひとつのテーマで一気に押していく。そんな力技に挑んだ。チラシにもあるがテーマは「ロボットには、できるの?」である。
ロボットと人間の境目が見えない。というか、人間以上に優秀で人間らしいロボットと、まるでポンコ . . . 本文を読む
ホン・サンスの新作が知らない間にリリースされているよ、と思い、レンタルしてきたのだが、これは新作ではなく、98年の彼の第2作。しかも、昔、『江原道の力』というタイトルで公開された作品で、確かNEO韓国映画祭とかいう特集上映で、公開された時に見ている。そこでは、それまでの韓国映画とはまるで違うニューウェーブとでもいうべき作品群が紹介された。それはとてつもない驚きだった。そして、その中でも白眉の作品 . . . 本文を読む