昨年の福岡アジアフォーカスで、上映され、劇場でも公開された韓国映画。僕に言わせれば、こんなのは、たわいもないただのB級コメディなのだが、それがどうしてこんなにも評価されたのか。不思議でならない。
見ながら、退屈で仕方なかった。娯楽映画としては及第点の作品かもしれないし、韓国では受けたかもしれない。だが、ここにはそれ以上のものは何もない。最初はやくざの抗争を描く映画なのかと思わせて、すぐにバカ . . . 本文を読む
こういうインディペンデントなアメリカ映画は、なかなか日本では公開されない。それだけに貴重な1作。それにしても、とても小さな話だ。ビデオ撮りの簡単なホームムービーのような体裁で、撮られてある。脚本、監督、主演を務めたミランダ・ジュライは、わざと最小限の情報だけを用意して、映画を見せる。90分という上映時間もそうだ。1か月のお話ということも、である。それはたまたま助けた傷ついた猫を施設(動物シェルタ . . . 本文を読む
サブタイトルがこの映画を実に的確に示している。こちらを邦題にできたならいいのだが、今の時代はこういう映画のタイトルは受け付けない。仕方がないから、原題通りの『ペーパーボーイ』となる。まぁ、これはこれで的確なのだが。
真夏のお話だ。高校生の男子が、田舎町で起こった、とある事件の取材に同行することになる。犯人の無実を証明するため2人の新聞記者がやってくる。そのひとりが彼の兄貴だ。少年は運転手とし . . . 本文を読む