「こんな映画を作るのか!」それはあきれたのではない。衝撃でもない。ただただ、驚きなのだ。74分という上映時間は、ただ、そこにある事実をそのまま指し示しただけ。だが、その事実は重くつらい。
ドキュメンタリータッチの映像は、主人公たちにただ寄り添うだけ。(主人公である夫婦は実際のモデルになった事件の当事者のふたりが演じた) 淡々としたその描写は、この世界のかたすみで、今現実に起きていることに見える . . . 本文を読む
ホ・ジノがなぜ、こんなただの恋愛ゲームを映画にしたのか、よくわからないけど、彼のことだから、きっとそこにも何らかの意味を見出したのに違いないと思い、それが「どこ」にあったのかが知りたくて、この映画を見た。というか、ホ・ジノの映画だから、それだけで絶対に見たかった。公開時にちゃんと劇場で見るつもりだったが、タイミングが合わずに断念しただけ。
でも、このラクロの小説の映画化というのは、やはりさすがに . . . 本文を読む
今年1月に公開された映画なのだが、DVDになっていたので、借りてきた。妻夫木聡と北川景子主演のコメディタッチの作品で、フジテレビと松竹製作。中規模クラスの作品だが、もしかしたらそこそこ楽しめるかも、と期待した。しかし、これがとんでもないシロモノで、今年見たすべての映画の中でもワーストワンに堂々と押す出来だった。どうすればこんなにも酷い映画が作れるのか、僕には想像を絶する。
笑えないだけではなく、 . . . 本文を読む