この芝居とは直接関わり合うことはない個人的なことだが、この夏、僕も韓国に行ってきた。10数年前、初めて訪れた釜山を再訪した。今度もいつもと同じように徒歩での街歩きが中心で、今回はどちらかというと、観光地ではなく、なんでもないところばかりを見て来た。だから、あまり有名なところには行ってない。どちらかというと、人があまり行かないところが中心で、やはり楽しい。(まぁ、前回行った時、おのぼりさん状態だった . . . 本文を読む
チラシにあった解説は強烈だった。「祖母と私」を描くということはそこにちゃんと書いてある。でも、あれだけ見たらもっと凄まじいお話を想像した。しかし、実施の芝居はもう少しマイルドなタッチになっている。太宰治の『走れメロス』を引用して、目的に向かって全力で走りぬけていく少女の人生を描く島原夏海の自伝的作品。
祖母と本人との関係を題材にしたのだが、それを劇団員と話し合いアレンジして台本とした集団創作 . . . 本文を読む
東映動画(東映アニメーション)60周年記念作品である。歴史あるスタジオの還暦祝いとなる新作としては少し残念な作品だ。大予算の超大作を期待したのではない。お祭り的な作品ではなくてもいい。だけど、60年の伝統を受け継ぐ、そして未来へむけての記念碑的な、そんな作品であって欲しかった。でも、この作品では、わざわざ「60周年記念作品」という冠をつける意義を感じない。
ただ、確かに東映アニメらしい作品で . . . 本文を読む
残り300ページを読んだ。前回①を書いた後、すぐに一気に読んでいたのだが、その後が忙し過ぎて書く暇がなかった。あまり間が空きすぎて、何を書けばいいのか、わからないけど、最後まで読むと、なかなかエンタメで、最初の印象とは違う。
ゲルニカを奪え、という感じのサスペンスになる。これなら、僕は『楽園のカンヴァス』のほうが好きだ。戦争を背景にした美術ドラマで、ふたつの時代をつなぎ、あの頃も今も同じよう . . . 本文を読む