夏の『ザ・マミー』に続くトム・クルーズの新作。前作は彼の映画とは思えないほど、つまらない出来だったが今回は大丈夫だ。ダグ・リーマンなので安心して見ていられる。ドキュメンタリータッチがストレートな娯楽映画の中で、ちゃんと生かされたならどうなるのか、ということへのチャレンジなのだが、あの細かいカット割りには、いささかイライラさせられる。しかも、娯楽映画のはずなのに、楽しくテンポよく痛快 . . . 本文を読む
今年の五月、突然企画を立てて、速攻実現したようだ。しかも、この10月をスタートに来年5月まで、6回シリーズで、なんと40年間に書いた60本の戯曲の中からセレクトして「解体、再構築して仕上げる。白熱の70分」(チラシの文句をそのまま書いた)の第一回である。
4作品を取り上げ、長編だけではなく、短編も含めたリーディング。竹内さんも含めて5人の役者たちが集結 . . . 本文を読む
50人にも及ぶキャストをほぼ常時舞台の上に乗せたまま、(俳優育成プロダクションである劇団ひまわりだからこそ可能な作品だ)90分(この上演時間の短さも凄い)のミュージカルを作る。壮大な大群衆劇だ。
だから当然ストーリーはシンプルになる。にもかかわらず、ミステリアスで余白をたくさん残す。わからない部分が人を不安にする。ハーメルンにやってきた笛吹き男は何者な . . . 本文を読む
80年代を舞台にして、もう消えていこうとする8ミリ映画(僕が8ミリ映画に夢中になっていた70年代後半でも、モノクロはなくなっていた)を撮る映研(映画研究部だ!)の3人の少女たち、一夏の冒険。
スーパー8のモノクロフィルムで、映画を撮るって、なんだか大胆だ。マニアックな映画好きの女子高生たち。(そんな高校生は70年代にもいなかった)初めての8ミリ映画制作。それを町ぐ . . . 本文を読む