劇団ひとり監督の第2作はネットフリックスによる映画である。言わずと知れたビートたけしの自伝的小説の映画化に挑む。浅草フランス座を舞台にして、70年代ここで生きた若き日の北野たけし(柳楽優弥)の日々を描く。師匠である芸人・深見千三郎(大泉洋)との交流が中心となるセンチメンタルで懐古趣味の後ろ向きの映画で、あえて今これをやる意味がどこにあるのか、よくわからない。劇団ひとりはデビュー作『青天の霹靂』でも . . . 本文を読む
100パーセント見る気はなかったけど、徒に時間があまり、しかもそこにきちんと収まるのはこの映画しかなかったから、運命だと思いこれを見ることにした。難波なんかで3時間も時間をつぶすのは難しいし、しんどいから映画しかないと思ったのだが。朝の用事から次の用事まで実は7時間も時間が空いてしまい、そこにうまく見たかった映画を収めてもまだ3時間以上あったので、そこをこれで無理やり埋めることにしたのだ。
最悪 . . . 本文を読む
3週間ほど前に読んだ『山のふもとのブレイクタイム』の前作である。シリーズ2作から読んでしまったので、少し気になったからこれも読むことにした。作者の高森美由紀さんはきっととても真面目な人なんだろう。丁寧に書かなくては気が済まない。だからお話のテンポが悪く、読んでいてイライラさせられる。つまらないわけではないのだけど、何が書きたいのかがなかなか明確にならないのだ。
『山のふもとのブレイクタイム』を読 . . . 本文を読む