さまざまな若い劇団を初めて見るのは楽しい。たまたま布施のPEベースの芝居を見ることになった。これからここにやって来る劇団がどんな芝居を見せてくれるのか、楽しみだ。彼らがどんな風に芝居と向き合うのか、また、そこで今までなかったようなパターン、誰も知らない(思いつかない)アプローチをする場面があるとうれしい。新鮮な驚きと出会う(可能性)を享受したい。
さて、今回のこの集団もそんな可能 . . . 本文を読む
第1話を読んだ時、これはまずいなと思ったけど、仕方がないからさらに読み進めることにした。何がまずいかというと、コロナを背景にして心を病んだ人たちがカウンセリングを受けることで立ち直る姿を描く短編連作という「いかにも」のパターンが鼻についたことだ。そんなありきたりの展開にはウンザリさせられる、と思ったが、さらに読み進めるうちに、これは見事なパターン小説だと感心することに。2話のドンデン返しは見事だっ . . . 本文を読む