この劇団の芝居を本格的に見るのはたぶん初めてだ。気にはなっていたけど、なかなか見る機会はなかった。残念ながら解散したmayの芝居を見ていた頃、金哲義が演出をした作品を見た(気がする)。在日朝鮮人を主人公にして自分たちの問題を発信していく芝居が普遍性を持つのは、描かれる問題が他人事ではなく、我々すべての問題だからだ。というか、それが普遍的ということなのだが。ここからは余談だが芝居の後、たまたま塚本さ . . . 本文を読む
ミカエル・アース監督の第3作。チラシでは『アマンダと僕』の監督と紹介されているが、デビュー作『サマー・フィーリング』がずっと素晴らしい映画だったのになぁ、と僕は思う。
今回、シャルロット・ゲンズブールを主演に迎えて80年代パリで生きる家族を描いた。81年から84年、87年の三つの時代を描く。離婚から始まる。ふたりの子どもたちとの暮らし。初めて働くことになる不安の中、家出少女を助けて一 . . . 本文を読む
前作の『あつい胸さわぎ』再演を見逃したから、久しぶりのiakuだ。その間、横山さんは第一作の小説が出版されたり、『あつい胸さわぎ』が映画化されたりと大車輪の大活躍。終演後、久々にお話も出来て楽しかった。
今回のiakuは岸田國士と横山拓也のコラボ企画。ふたりの『葉桜』を並べた。静と動。朗読と演劇。昔と今。演出は横山さんではなく、彼の信頼するパートナー上田一軒。変わらないものを提示する . . . 本文を読む