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SABU監督がこういうほのぼのとしたホームドラマを作るなんて意外だ。でも、結構、それがさまになっている。こういう話なのに相変わらず走るシーンばかりが突出していて、それがちゃんと話の流れを作るのもいい。
一人暮らしの青年が、6歳の女の子を育てる、という話。結婚もしてないし、今まで子育ての経験なんて当然ない。職場ではできる社員で、周囲からの信頼も大きい。だから、仕事も忙しいし、残業もあるし。自分のことで手一杯なのに、行きがかりで、引き取ることになった。
でも、彼女との生活は本当に新鮮で、今までの自分にはなかったことを彼女暮らすことで体験できる。子供のために自分を犠牲にするのではない。子供のおかげで今まで見たこともなかった風景と出会うのだ。この映画がいいのはそこだ。
子育てはもちろん大変で、仕事の片手間で出来るようなものではない。しかも、相手は同じ人間だ。共同生活はひとりとは違う。別々の環境で生きてきた他人と一緒に暮らすのである。わからないことも多々あるし、大変。でも、だからおもしろい。
松山ケンイチと芦田愛菜がとてもいいコンビだ。2人はべたべたしない。でも、2人には他の人は関与できないとても深い信頼関係が作られている。それがすごい。毎日、家から駅まで走って、満員電車に揺られて通勤する(しかも、電車を降りると、また保育所までも、走る!)2人の姿を何度も見せることで、そこを納得させる。言葉ではなく、行為で示すところがSABU監督らしい。
ラストの家出騒動はちょっと嘘臭くなって、そこまでのリアルさを損なうけど、そこに目を瞑ると、この映画はほぼ完璧。そして、彼らは理想のカップルである。男女の恋愛ものも、このレベルにまでいってもらいたい。
一人暮らしの青年が、6歳の女の子を育てる、という話。結婚もしてないし、今まで子育ての経験なんて当然ない。職場ではできる社員で、周囲からの信頼も大きい。だから、仕事も忙しいし、残業もあるし。自分のことで手一杯なのに、行きがかりで、引き取ることになった。
でも、彼女との生活は本当に新鮮で、今までの自分にはなかったことを彼女暮らすことで体験できる。子供のために自分を犠牲にするのではない。子供のおかげで今まで見たこともなかった風景と出会うのだ。この映画がいいのはそこだ。
子育てはもちろん大変で、仕事の片手間で出来るようなものではない。しかも、相手は同じ人間だ。共同生活はひとりとは違う。別々の環境で生きてきた他人と一緒に暮らすのである。わからないことも多々あるし、大変。でも、だからおもしろい。
松山ケンイチと芦田愛菜がとてもいいコンビだ。2人はべたべたしない。でも、2人には他の人は関与できないとても深い信頼関係が作られている。それがすごい。毎日、家から駅まで走って、満員電車に揺られて通勤する(しかも、電車を降りると、また保育所までも、走る!)2人の姿を何度も見せることで、そこを納得させる。言葉ではなく、行為で示すところがSABU監督らしい。
ラストの家出騒動はちょっと嘘臭くなって、そこまでのリアルさを損なうけど、そこに目を瞑ると、この映画はほぼ完璧。そして、彼らは理想のカップルである。男女の恋愛ものも、このレベルにまでいってもらいたい。