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映画・演劇のレビュー

『劇場版 イナズマイレブン 最強軍団オーガ襲来』

2011-01-16 20:58:22 | 映画
 こんな子供向けのアニメーション映画を、わざわざ劇場まで一人で見に行く大人はきっと僕しかいないだろう、と胸を張ってTOHOシネマズ梅田に行く。せっかくTOHOシネマの1ヶ月無料パスを手に入れたのだ。こうなったらとことん極めてやろうではないか。

 一生に一度のチャンスなので、この12月、東宝で上映中のすべての映画を見ることにした。今後も年末まで、まだ見ていない映画は本来なら絶対に見ない映画も見続ける。

 さて、このコロコロコミックに連載され、TVアニメにもなったはずの漫画の映画化作品をなんの予備知識もなく、見たのだが、90分退屈する事はなかった。ありえないようなバカな話なのだが、サッカーが大好きなんだ、というその1点のみでラストまで突っ走っていってくれる。ここまでくると、これはこれで潔いと思うのだ。

 スポーツもののはずが、SFバトルものになり、ありえない設定と展開が怒濤のように押し寄せてくる。あきれるしかないけど、すごいスピードで、当然のように話が進んでいくから、突っ込みを入れている暇もない。それにしても全国大会の途中で敵のチームのライバルが試合に負けたあと、転校してきてチームメイトになる、とかありですか。サッカーって同じ試合の中であんなにメンバー変更できるんですか。もうあまりのめちゃくちゃさに開いた口が塞がらない。

 ここまでやられるとは、思いもしなかった。あっぱれだ。強大な敵が加速を付けてどんどん押し寄せてくる。それを気合いと根性とガッツだけで押し返してしまう。バカバカしいにも程がある。思わず納得してしまうくらいだ。サッカーがやりたいという情熱だけでこの宇宙スケールのお話は最後まで押し切られてしまう。これはかなりの衝撃である。なんと3D版も上映中だ。もちろん僕は2Dで見たけど。


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