『ブリーチ 地獄篇』

　このアニメもＴＶとか、アニメとか、になったものらしい。ジャンプに連載されているようだ。地獄の門が開いて、死者がやってくる。それを死に神たちが退治する、というような話だ。それなりに見ていられる。地獄の亡者たちが、封印をとかれてもう一度現世にやってくるために、主人公の黒崎一護を利用しようとする。

　スケールの大きいお話で、次から次へとすごい敵がやってきて、倒しても倒しても次がある、というまぁおきまりの設定なのだが、見ていて退屈しない。こういうのもありなんだ、と思う。

　全くＴＶアニメも先行する映画版も見ないし、漫画も読まないから、この作品がどれだけ子供達の支持を受けているのかわからないけど、映画として公開するだけのレベルはちゃんと維持できているのは好ましい。ファンミーティングでしかないようなちゃちなレベルの映画版らしきものが横行するなかで、全く部外者の者にも独立した１本の作品として、きちんと提示できるだけのレベルはキープしてくれなくては映画と名乗って欲しくない。取りあえずこの映画は僕的には合格だ。