ザック・スナイダーがNetflixで挑む2部作の完結編。配信公開だがかなりの大作映画。宇宙を舞台にした『七人の侍』である。ストーリーの骨子は黒澤映画からいただき、『スターウォーズ』や『砂の惑星』の現代版に挑む。
ただ、僕は先日見たドゥニ・ヴィルヌーブの『砂の惑星』シリーズ同様、まるでお話に乗れなかった。(ただ、あの映画のビジュアルは素晴らしい)この手のファンタジー映画の惑星間の争い事に興味ないからか。この先どうなるのか、とかにも関心を持てない。だいたいダラダラと話もなく長い。
今回の前半は6人の昔語りと穀物の収穫シーンからなる。後半は戦争シーンが延々と続く。よくぞまぁ、これだけ、というような派手な描写が続く。あっぱれだけど、あまりに長い。改めて黒澤明の『七人の侍』や『隠し砦の三悪人』は偉大だったと痛感する。同じように4時間の映画なのにまるで違う。
しかも今回が完結編だと思ってたら、なんだかここでは終わらないし、まだ話が続くみたいだ。2部作だと聞いていたのに、だまされた。もうこの手の映画にはウンザリ。