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映画・演劇のレビュー

『おいしい給食 Rode・to・イカメシ』

2024-10-15 20:14:00 | 映画

シーズン3の完結編となる劇場版。今年の5月に劇場公開したばかりの作品である。もう配信に登場する。さて、今回は函館が舞台になる。だからイカメシだけど、北海道では学校給食にイカメシが出るのか。羨ましいばかりだ。

 
僕は今回のTVシリーズを1本も見てないからこのクラスと学校は初めて。だけど、どこに行っても甘利田幸男は変わらない。ただひたすら学校給食が好き。それだけで、それがすべて。相変わらず騒々しいし、過剰でバカバカしい。市川隼人はここまでやるか、というパフォーマンスを見せてくれる。今回の相手役になる男の子はとぼけた感じがかわいい。彼は給食のライバルではなく、仲間って感じ。先生に対抗するのではなく尊敬しているみたいだ。
 
初めてこのTVシリーズを見た時、「こんなアホな話で連続ドラマをよく作るよ」と呆れたけど、なんだか楽しい、とも思った。だから時々見た。劇場版の方は何故か毎回(TVでだけど)なんとなく見ている。今回なんと初めて配信で真面目に見た。さすがにこれを2時間はダルイ。本気で見るには甘いし、タルイ。だからこれを劇場で見るのはかなり厳しそう。お茶の間で家族とおしゃべりしながら、飲み食いして、時々席を離れたりしながら見るくらいの方がいいかも。これはそんなタイプの映画だ。
 
もちろんそれはこれを軽く見るのでも悪口でもない。80年代を背景にしてのんびりした環境でノーテンキに日々を過ごすこと。今日の給食だけが一番の楽しみで、働いている中学の先生ってそれはそれで素敵かも。褒めている。
 
それにしても、脱脂粉乳は本当に不味かった。僕らの子どもの頃にはまだ学校給食は脱脂粉乳で牛乳ではなかったし、給食は不味かった。美味しい学校給食のある人生って羨ましい。
 
 

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