いつもながら(と書きながら、実はこれでこの劇団を見るのはまだ2本目。去年の『缶詰』以来。でも、こんなふうに、いつもちゃんとしてるはずだ。見てなくてもわかる。)商業演劇を思わせるような立派なセットを組んでくれる。最初は少しコミカルで、最後はシリアスに纏めていくという芝居の王道を行くような作品だ。どんな酷い状況であろうとも諦めずに前向きに生きていこうとする彼女たちの姿は見ていて気持ちがいい。
昨年の春演は男3人を中心とする芝居だったので、今回は女だけの芝居を、と考えたわけではなかろうが、いろんなことに挑戦しようとする老舗劇団のアプローチは素敵だと思う。男が不在の家を守り、自分たちの信念を貫き生きていく女たちのしたたかで、たくましい生き方は、きちんと伝わってくる。
年配の女優さんが若い役さえきちんとこなしているのもさすがだ。台本がとても単純な構成になっている分、役者や演出に負担がかかる。ベテラン劇団でなくてはこの本をこなすことは困難を窮める。さすが創立50周年の老舗は底力がある。天晴れだ。
個人的には全く趣味とは違う芝居だし、本来なら100%見ないタイプだ。それを春演の講評に参加したおかげで見ることになった。貴重な体験が出来た。
昨年の春演は男3人を中心とする芝居だったので、今回は女だけの芝居を、と考えたわけではなかろうが、いろんなことに挑戦しようとする老舗劇団のアプローチは素敵だと思う。男が不在の家を守り、自分たちの信念を貫き生きていく女たちのしたたかで、たくましい生き方は、きちんと伝わってくる。
年配の女優さんが若い役さえきちんとこなしているのもさすがだ。台本がとても単純な構成になっている分、役者や演出に負担がかかる。ベテラン劇団でなくてはこの本をこなすことは困難を窮める。さすが創立50周年の老舗は底力がある。天晴れだ。
個人的には全く趣味とは違う芝居だし、本来なら100%見ないタイプだ。それを春演の講評に参加したおかげで見ることになった。貴重な体験が出来た。