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映画・演劇のレビュー

『チェブラーシカ』『くまのがっこう』

2011-01-13 22:23:35 | 映画
 とてもテンションの低いアニメで、これといったストーリーもない。わざわざこういう映画を劇場まで見に行く人がいるということに驚く。平日の夕方の回だったが、狭い劇場にはそこそこ客が入っていた。チェブラーシカがかわいいから、ということだけで、劇場まで行きますか、と僕は思う。だがこの小さな映画は、これだけのお客をちゃんと動員しているのである。そのことは確かな事実なのだ。

 60分の『チェブラーシカ』も、30分の『くまのがっこう』も、見事なまでにストーリーらしいストーリーはない。刺激の強いアニメが横行する今の世の中で、ここまで刺激のないアニメはどうかと思うくらいだ。だが、このどうでもいいことのスケッチは、もしかしたら貴重なことかもしれない。なんだかほっとする。

 友だちと2人で花を摘みに行って楽しかった。その後、友だちが熱を出して寝込んだので、よくなるまで毎日お見舞いに行った。元気になった。よかった。以上、終わり。

 サーカスがやってきてワニさんと見に行った。楽しかった。サーカスに憧れる少女の手助けをして、彼女が上手くいって、サーカス団に入団できてよかった。しかも、お父さんも見つかった。ほんとうによかった。以上、終わり。

 こんなのストーリーじゃない、と言われそうだが、それだけなのだ。チェブラーシカもケイティーもかわいい。無表情だけど。


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