3年ぶりにストーンエイジが活動を再開した。東京公演と大阪公演では、同じタイトルの別作品を用意して上演したらしい。僕が今回見たのはその大阪版。(鮒田直也さんの手による東京版も見たかった)アサダタイキさんの作、演出によるこの作品は、いい意味でも悪い意味でも、今までのストーンエイジらしさをひきずった緩さを持つ芝居になっている。
いいかげんなストーリーとノーテンキな展開は、時にはイライラさせられるが、彼ら自身はまるでそれを気にしていないみたいで、しかも観客もそれをけっこう喜んでいる。この一体感ってなんだか凄い。とても好意的な観客に支えられた幸せな舞台となった。
廃線になりそうなローカル線のとある駅。駅前には何もないようなところ。そこの駅員たちによるドタバタ騒動が描かれる。まるで吉本のような人情劇だ。駅長代理とその妹を中心にして、TV局が取材にやってきたり、地域の住民によるどうでもいいような話が2時間描かれていく。
当たり前のことだが、いろんな芝居がこの世の中にはあってもいいと思う。ストーリーの緩さを売りにしても結構だ。まるで、吉本新喜劇みたいなドラマで2時間見せたってかまわない。だが、そこにはその芝居を通してしか提示できないような確固とした自分たちの世界観のようなものが欲しい。(少なくとも、この僕にはそれは必要だ)これを通して何を目指したのか。それが我々をどこに連れていくのか。そこを明確にして欲しかった。ただアハハと笑って終わりでは、少ししんどい。
いいかげんなストーリーとノーテンキな展開は、時にはイライラさせられるが、彼ら自身はまるでそれを気にしていないみたいで、しかも観客もそれをけっこう喜んでいる。この一体感ってなんだか凄い。とても好意的な観客に支えられた幸せな舞台となった。
廃線になりそうなローカル線のとある駅。駅前には何もないようなところ。そこの駅員たちによるドタバタ騒動が描かれる。まるで吉本のような人情劇だ。駅長代理とその妹を中心にして、TV局が取材にやってきたり、地域の住民によるどうでもいいような話が2時間描かれていく。
当たり前のことだが、いろんな芝居がこの世の中にはあってもいいと思う。ストーリーの緩さを売りにしても結構だ。まるで、吉本新喜劇みたいなドラマで2時間見せたってかまわない。だが、そこにはその芝居を通してしか提示できないような確固とした自分たちの世界観のようなものが欲しい。(少なくとも、この僕にはそれは必要だ)これを通して何を目指したのか。それが我々をどこに連れていくのか。そこを明確にして欲しかった。ただアハハと笑って終わりでは、少ししんどい。