よしながふみのコミックを映画化した韓国映画。最近韓国では日本のマンガを原作にした映画が多い。これもその1本。日本でもTVドラマ化されている。ホモもので、コメディータッチで軽く流して見れる。
ただし映画の後半で、主人公であるこの店のオーナーが、子供の頃誘拐された話が前面に出てくると映画はなんだか重くなる。まぁ内容が内容なんでそれは当然のことだろうが。ここからが本題でもあるのだが、その重さがこの映画にはそぐわない。そのエピソードから事件の謎を解明していくという展開になるのだが、その大事な部分が全体のタッチから完全に乖離する。
だからあかん、というのではない。様々な要素をてんこ盛りにしながら、それでも上手くまとめた手腕には感心する。こんなにもあらゆる方向を向いたドラマを盛り付けて1本の映画の中に収めるなんて、かなり難しいはずだ。それがとりあえず出来てるだけでも良しとしよう。
チュ・ジフンのファンのためのアイドル映画の域は出ない作品なのだが、こういうポップで明るい話の中に、たとえ原作にあるとはいえあんなにも異質な暗い話を平気できちんと挿入出来るってのはなかなか凄いことだから。
ただし映画の後半で、主人公であるこの店のオーナーが、子供の頃誘拐された話が前面に出てくると映画はなんだか重くなる。まぁ内容が内容なんでそれは当然のことだろうが。ここからが本題でもあるのだが、その重さがこの映画にはそぐわない。そのエピソードから事件の謎を解明していくという展開になるのだが、その大事な部分が全体のタッチから完全に乖離する。
だからあかん、というのではない。様々な要素をてんこ盛りにしながら、それでも上手くまとめた手腕には感心する。こんなにもあらゆる方向を向いたドラマを盛り付けて1本の映画の中に収めるなんて、かなり難しいはずだ。それがとりあえず出来てるだけでも良しとしよう。
チュ・ジフンのファンのためのアイドル映画の域は出ない作品なのだが、こういうポップで明るい話の中に、たとえ原作にあるとはいえあんなにも異質な暗い話を平気できちんと挿入出来るってのはなかなか凄いことだから。