エゾノコンギク(蝦夷野紺菊)の花は、淡紫色や淡青紫色。素朴で可憐な野菊です。
元々、本州以南に自生する野紺菊の北海道版。 普通、エゾノコンギクは 道沿いの草むら
に、まばらに自生しています。この場所では,小群落をつくり 今を盛りと花を咲かせている。
エゾノコンギクの花は、季節を秋へと いざなう野菊です。
エゾノコンギクと同じ、室蘭岳の山麓に咲くヤマハハコ(山母子)。
ヤマハハコ(山母子)は、長野県以北から北海道の山地の路傍や草原に自生する山野
草です。茎の先に、ドライフラワーのような白い小花を密に付けて咲いています。 今年は、8月の中旬を過ぎても気温が高い。例年だと秋の気配を感じる頃だが夏の
余韻が続く。
ただ、室蘭岳の中腹、標高400メートルまで足を運ぶと、初秋を思わせる涼やかな風が
すり抜けて行きます。