先月の中旬頃までは冬枯れ色をしていた 牧草地。このところの暖かさで、一面みどり色に様変わ
りしました。遠方の景色は淡く靄っていますが、牧草地の上を爽やかな風が流れて行きます。
エゾヤマザクラ(蝦夷山桜)が満開に花を咲かせています。本来の樹名は オオヤマザクラ。道内
に多く自生している事から、エゾヤマザクラ(蝦夷山桜)と別名で呼ばれています。また 紅色の花
を咲かせる事から ベニヤマザクラ(紅山桜)とも呼ばれています。
当地の野山に自生するエゾヤマザクラの花びらは、白みを帯びた薄紅色が一般的です。このエゾ
ヤマザクラのように鮮やかな紅色の花は希です。まさに、別名のベニヤマザクラそのままの桜です。
エゾヤマザクラの花の蜜を吸うヒヨドリです。
エゾヤマザクラの株元を土手が凹型に交わす。おそらく、工事依頼者や施工者が、推定される樹齢
や紅色の花を咲かせる事を知っての方策かと思います。粋な計らいに拍手です。