イタンキ浜にも、ようやく初夏の雰囲気が漂い始める。久し振りに、ウォーキングを兼ねて周辺を散策。浜
の全面には太平洋の大海原が果てしなく広がります。一方、浜の後方には高さ100m前後の断崖が連なる。
砂浜の長さは東西に約1.7キロメートル、「日本の渚百選」にも指定されている風光明媚な砂浜海岸です。 浜に隣接する海岸段丘の広い草原には、「NPO、ビオトーブ・イタンキin」により築かれた、ピオトープが
ある。その中、後方の丘から流れ出る湧水が注ぎ込む湿地は、水生生物や水辺の環境を好む植物が数多
く生育しています。 湿地で、ミツガシワが花の見ごろを迎えています。純白な小さな花の内側に、白い毛が密生する独創的
な花を咲かせています。草名は、小葉が樹木のカシワの葉に似ている事が由来です。
潮騒と磯の香がゆるやかに流れる、今日の西側の浜の光景です。
浜の後方には、高さ80m程の白い凝灰岩と灰色の安山岩塊の断崖絶壁が屏風を立てたように連なって
います。これから季節が進み、周辺に生える草の緑が濃さを増すにつれて、白い断崖は一層際立ちます。
浜辺より一段高い砂地で、ハマハタザオが純白な花を咲かせています。ハマハタザオ(浜旗竿)は全国の
海岸の砂浜に生育する、アブラナ科の海浜植物です。
イタンキ浜の一番西端まで足を運ぶと、目の前や頭上に迫力のある景観が迫ります。後方の断崖の高さ
は130mほど、歳月をかけて崩れ落ちた巨石が行く手をはばむ。遠方、半島状の場所は市内、屈指の景勝
地の一つトッカリショです。
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