グリーンフォレスト (歳時日記)

近隣の自然が織りなす、春夏秋冬の風景
と庭で育てる草花の今を発信しています。
 

朝の空と海

2012年08月15日 | 室蘭の景色



  限りなく穏やかな朝を迎えた、今日は67回目の終戦記念日。終戦は、小生の出生日
から3ヶ月後、
厳密に言えば戦中・戦前生まれ。
 少々短絡的であるが、今ある日々の暮らしも、先の大戦で失われた 大勢の人々の掛け替
えのない命の上に成り立つと思うと心境は複雑。
戦争体験を知らない初頭世代だが、後世ま
で続く平和な世界へと強く思う。


 風もなく、静まり返る海面に朝の光りが映り込む。カメラアングルは、早朝の室蘭港の
光景です。

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近くの野山に咲く・・・

2012年08月11日 | 室蘭・四季の野花&花木


家から車で10分ほど走ると、室蘭岳の山麓に広がる広大な牧草畑に辿り着く。牧草畑
の上を夏と初秋の狭間のような爽やかな風がすり抜けて行きます。



 オオハンゴンソウの花が黄色のジュータンを敷き占めたように、道脇の草むらや人の
手が加わらない空き地に群がり咲く。
 元々は、明治時代に園芸
用として 海外から導入された観賞植物。今は、繁殖力の強さか
ら野に咲く花です。



ハナガサギクの別名はヤエザキオオハンゴンソウ。どこか八重のヤマブキの花に似て
いる。草丈は1メートルを優に超すが、矮性に品種改良されれば花色・形から庭花としても、
十分に通用する野花です。


  ヨツバヒヨドリ(四葉鵯)。今の季節の野山では、黄色や白色の山野草の花が主役。
ヨツバヒヨドリの薄紅の花色は、草の緑との対比が鮮やかな
野花です。


エゾニュウ。草丈は2メートルを超す、純白の小花を密に付け空に翳すかのように花を
咲かせています。 この花を上から撮影するには、脚立を用意しなければ到底無理。草丈を
含め全てがビッグサイズのセリ科の巨大植物です。


 エゾノコンギク(蝦夷野紺菊)が、淡赤紫色の花を咲かせ始めた。花色は自生している
環境により微妙に異なります。エゾノコンギクは、この時期から秋遅くまで花を咲かせる素朴
で可憐な野花です           ※当ブログでは、これからも度々投稿を予定しています山野草です。



室蘭岳の裾野、 標高200メートルほどの場所に咲くセイヨウオニアザミの花です。別名
では、アメリカオニアザミと呼ばれるが元々はヨーロッパが原産地。北アメリカから輸入された
牧草に混じり帰化したことが理由。
 澄み渡る大気に、赤紫色の花と濃緑色の葉茎が鮮やか。葉や茎には鋭い棘があり、花に
触れる事の出来るのは、昆虫と草原の上を渡る風だけです。

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夕空

2012年08月09日 | 室蘭の夕日&夜景


 実際の季節より一ヶ月ほど早いが、暦の上では立秋を過ぎる。大気が透き通り始め、
空に流れる雲にも、どこか秋の気配が漂う。
 カメラアングルは、室蘭港外防波堤の基部の小さな砂浜から、太陽が傾き始めた西空の
光景です。



今日の夕日の時系列です。





今日、当地の日没は18時40分台。7月の初旬頃に比べると30分ほど日没時間が早
まって来ました。

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潮見公園展望台から イタンキ浜の眺望

2012年08月08日 | 室蘭の景色




 イタンキ浜の後方には、緩やかな段丘や海食断崖がそそり立つ。その東端、海抜70
メートルほどの高さに潮見公園展望台がある。
 普段は浜の背景として画像に写り込んでいる場所。この一帯を起点に、絵鞆半島の断崖
絶壁の景勝地が西の方角に連なります。
 当画像では展望台の高さを感じずらいでしょうが、見下ろす向かい側の丘は浜から50m
ほどの高さ。さらに、砂浜の中央に小さな黒い点が見えるでしょうか、浜辺を散歩する人影
です。 



イタンキ浜は市街地に隣接しています。多くの方々が撮影したイタンキ浜の画像を見て
も傍に街がある事を想像させない、自然のそのままの場所と写っていますが、この画像のよ
うに浜と街は隣り合わせです。


展望台に登る道沿いに咲く野花です。

ツリガネニンジン(釣り鐘人参)は、涼やかな薄青紫色のベルのような花。主に海岸近く
の草原に自生するキキョウ科の山野草です。





 イブキジャコウソウ(伊吹麝香草)が、独特の香りを周囲に放しながら花を咲かせてい
る。この場所は知る限り、市内唯一の群生地です。展望台へ続く道脇から一歩奥まり、赤土
の土壌に岩石が露出する崖で、特徴的な唇形の小花を密に集めて咲いています。


クサレダマ、漢字表記では草連玉。初めて耳にした時には、少々イメージを損なう花名。
別名、花の色が硫黄に似ていることから硫黄草と呼ばれる山野草です。

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地球岬灯台

2012年08月05日 | 室蘭の景色


普段は立ち入ることのできない地球岬灯台が一般公開された。カメラアングルは、灯台
の直ぐ後方、海抜147mの展望台からの眺望です。地球岬灯台は、「あなたが選ぶ北海道」
&「北海道自然百選」で、共に一位に選出された市内は元より道内屈指の景勝地です。


海面から130メートルの灯台の踊り場からの光景です。遥か彼方まで、
太平洋の大海原と水平線が広がる。沖合で、海上保安庁の巡視艇が白い
航跡で弧を描き出しました。



地球岬灯台の初点灯は大正9年。今も現役、海面から131mの高さから44kmの彼方
に向けて光を発しています。





灯台の西側には、海抜156mの馬の背の断崖絶壁が海面からほぼ垂
直にそそり立つ。この崖は猛禽類のハヤブサの営巣地です。


 灯台の敷地内の崖で、潮風に花をなびかせながら咲くカワラナデシコです。


 観光道路から、地球岬にに続く道沿いは、今、アジサイの花の盛りです。5月中旬に
九州を発ったアジサイ前線は、2ヶ月半ほどかけて列島を北上、道内に到達します。当地で
はアジサイは夏に咲く花です。

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今、庭に咲く花々です

2012年08月02日 | 庭植え(多年草&一年草&樹木)


ガクアジサイ 城が崎は、気候温暖な伊豆半島が原産地。我が家の庭に来てから5年、
当地の気候にも慣れ、この季節になると花を咲かせてくれます。
咲き始めは白黄色、開花が
進むにつれて徐々に、
淡い青柴色に変化する。見る目にも清々しいガククアジサイです。 


ヒソップ オフィシナリス ネクター フォーミュラ ミックスは、舌を噛みそうな長い花名です。
薄いピンク色の唇形の小花を穂状に付けて咲かせています。葉には、微かにハッカに似た
爽やかな香りがあり、ドライフラワーに最適な植物です。
耐寒性・耐暑性が共に強く栽培に、
手の掛からない多年草です。


 この花も正式名は長く、マルバストルム・ラテリティウム。流通名ではマルバストラムと
呼ばれています。
 透き通るようなサーモンピンク色の花と葉との取り合わせの美しい植物です。耐寒性は有
りますが冬の間は屋内に取り込み、5月初旬から10中旬までは屋外
で育ています。


  ブラキカム ディヴェルシフォリアの流通名はヒメコスモス。夏の初めから秋口までの長
い間、赤紫色の小さな可憐な花を咲かせくれます。高温多湿を好まない植物ですが、育て易
く 丈夫なキク科の耐寒性常緑多年草です。
 

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