限りなく穏やかな朝を迎えた、今日は67回目の終戦記念日。終戦は、小生の出生日
から3ヶ月後、厳密に言えば戦中・戦前生まれ。
少々短絡的であるが、今ある日々の暮らしも、先の大戦で失われた 大勢の人々の掛け替
えのない命の上に成り立つと思うと心境は複雑。戦争体験を知らない初頭世代だが、後世ま
で続く平和な世界へと強く思う。 風もなく、静まり返る海面に朝の光りが映り込む。カメラアングルは、早朝の室蘭港の
光景です。
家から車で10分ほど走ると、室蘭岳の山麓に広がる広大な牧草畑に辿り着く。牧草畑
の上を夏と初秋の狭間のような爽やかな風がすり抜けて行きます。 オオハンゴンソウの花が黄色のジュータンを敷き占めたように、道脇の草むらや人の
手が加わらない空き地に群がり咲く。
元々は、明治時代に園芸用として 海外から導入された観賞植物。今は、繁殖力の強さか
ら野に咲く花です。ハナガサギクの別名はヤエザキオオハンゴンソウ。どこか八重のヤマブキの花に似て
いる。草丈は1メートルを優に超すが、矮性に品種改良されれば花色・形から庭花としても、
十分に通用する野花です。 ヨツバヒヨドリ(四葉鵯)。今の季節の野山では、黄色や白色の山野草の花が主役。
ヨツバヒヨドリの薄紅の花色は、草の緑との対比が鮮やかな野花です。エゾニュウ。草丈は2メートルを超す、純白の小花を密に付け空に翳すかのように花を
咲かせています。 この花を上から撮影するには、脚立を用意しなければ到底無理。草丈を
含め全てがビッグサイズのセリ科の巨大植物です。 エゾノコンギク(蝦夷野紺菊)が、淡赤紫色の花を咲かせ始めた。花色は自生している
環境により微妙に異なります。エゾノコンギクは、この時期から秋遅くまで花を咲かせる素朴
で可憐な野花です。 ※当ブログでは、これからも度々投稿を予定しています山野草です。室蘭岳の裾野、 標高200メートルほどの場所に咲くセイヨウオニアザミの花です。別名
では、アメリカオニアザミと呼ばれるが元々はヨーロッパが原産地。北アメリカから輸入された
牧草に混じり帰化したことが理由。
澄み渡る大気に、赤紫色の花と濃緑色の葉茎が鮮やか。葉や茎には鋭い棘があり、花に
触れる事の出来るのは、昆虫と草原の上を渡る風だけです。
実際の季節より一ヶ月ほど早いが、暦の上では立秋を過ぎる。大気が透き通り始め、
空に流れる雲にも、どこか秋の気配が漂う。
カメラアングルは、室蘭港外防波堤の基部の小さな砂浜から、太陽が傾き始めた西空の
光景です。
今日の夕日の時系列です。
今日、当地の日没は18時40分台。7月の初旬頃に比べると30分ほど日没時間が早
まって来ました。
イタンキ浜の後方には、緩やかな段丘や海食断崖がそそり立つ。その東端、海抜70
メートルほどの高さに潮見公園展望台がある。
普段は浜の背景として画像に写り込んでいる場所。この一帯を起点に、絵鞆半島の断崖
絶壁の景勝地が西の方角に連なります。
当画像では展望台の高さを感じずらいでしょうが、見下ろす向かい側の丘は浜から50m
ほどの高さ。さらに、砂浜の中央に小さな黒い点が見えるでしょうか、浜辺を散歩する人影
です。 イタンキ浜は市街地に隣接しています。多くの方々が撮影したイタンキ浜の画像を見て
も傍に街がある事を想像させない、自然のそのままの場所と写っていますが、この画像のよ
うに浜と街は隣り合わせです。
展望台に登る道沿いに咲く野花です。
ツリガネニンジン(釣り鐘人参)は、涼やかな薄青紫色のベルのような花。主に海岸近く
の草原に自生するキキョウ科の山野草です。 イブキジャコウソウ(伊吹麝香草)が、独特の香りを周囲に放しながら花を咲かせてい
る。この場所は知る限り、市内唯一の群生地です。展望台へ続く道脇から一歩奥まり、赤土
の土壌に岩石が露出する崖で、特徴的な唇形の小花を密に集めて咲いています。クサレダマ、漢字表記では草連玉。初めて耳にした時には、少々イメージを損なう花名。
別名、花の色が硫黄に似ていることから硫黄草と呼ばれる山野草です。
普段は立ち入ることのできない地球岬灯台が一般公開された。カメラアングルは、灯台
の直ぐ後方、海抜147mの展望台からの眺望です。地球岬灯台は、「あなたが選ぶ北海道」
&「北海道自然百選」で、共に一位に選出された市内は元より道内屈指の景勝地です。海面から130メートルの灯台の踊り場からの光景です。遥か彼方まで、
太平洋の大海原と水平線が広がる。沖合で、海上保安庁の巡視艇が白い
航跡で弧を描き出しました。地球岬灯台の初点灯は大正9年。今も現役、海面から131mの高さから44kmの彼方
に向けて光を発しています。
灯台の西側には、海抜156mの馬の背の断崖絶壁が海面からほぼ垂
直にそそり立つ。この崖は猛禽類のハヤブサの営巣地です。 灯台の敷地内の崖で、潮風に花をなびかせながら咲くカワラナデシコです。
観光道路から、地球岬にに続く道沿いは、今、アジサイの花の盛りです。5月中旬に
九州を発ったアジサイ前線は、2ヶ月半ほどかけて列島を北上、道内に到達します。当地で
はアジサイは夏に咲く花です。
ガクアジサイ 城が崎は、気候温暖な伊豆半島が原産地。我が家の庭に来てから5年、
当地の気候にも慣れ、この季節になると花を咲かせてくれます。咲き始めは白黄色、開花が
進むにつれて徐々に、淡い青柴色に変化する。見る目にも清々しいガククアジサイです。 ヒソップ オフィシナリス ネクター フォーミュラ ミックスは、舌を噛みそうな長い花名です。
薄いピンク色の唇形の小花を穂状に付けて咲かせています。葉には、微かにハッカに似た
爽やかな香りがあり、ドライフラワーに最適な植物です。耐寒性・耐暑性が共に強く栽培に、
手の掛からない多年草です。 この花も正式名は長く、マルバストルム・ラテリティウム。流通名ではマルバストラムと
呼ばれています。
透き通るようなサーモンピンク色の花と葉との取り合わせの美しい植物です。耐寒性は有
りますが冬の間は屋内に取り込み、5月初旬から10中旬までは屋外で育ています。 ブラキカム ディヴェルシフォリアの流通名はヒメコスモス。夏の初めから秋口までの長
い間、赤紫色の小さな可憐な花を咲かせくれます。高温多湿を好まない植物ですが、育て易
く 丈夫なキク科の耐寒性常緑多年草です。