ザ・クアトロ

クアトロの父のたわごと

会話は踊る

2007年12月17日 | ワインの話

Photo 椿四十郎(ツバキクアトロウ)は考える。
忘年会にクリスマスパーティーと、レストランでテーブルのオーナー役を務める機会がある。難関は、何と言ってもワインの楽しみ方である。とくにワインの注文をかっこよくきめてみたいクアトロウは過去の失敗談から学ぶことにした。
まずソムリエを敵にまわしてはいけない。しったかぶりをするとソムリエはあまり寄りついてこない。何でも相談してしまおう。予算や好みを恥ずかしがらず云ってしまおう。頑張りすぎて、注文するときに、ワインの名前でなくワインの価格を指さして注文している人がいた。これは、ちょっと恥ずかしい。
「こちらのワインでよろしかったですか」
「お味見をお願いします」
この辺が威圧的で緊張するが、ここでかっこよく振る舞うのが、男というものだ。どうということはない、そのワインの温度を確認すれば良い。
白ワインで冷えが好みより足りなかったら、もっと冷やしてと云えば良いし、赤ワインでも冷やしてもらったってソムリエは敵には回らない。かえって、友好的になる。
やっとワインを注ぎに回ってくれるソムリエだが、ここで焦ってはいけない。女性から先に注ぎ出すのは心得ておかなくては恥をかく。ビールのようにグラスを突き出すのも足下を見られるというものだ。
あとは、グラスをまわしてワインの香りを楽しめれば余裕も生まれるし、パーティーの会話も弾むというものだ。そうそう、グラスをまわしすぎて、目が回ることの無いようにしなくてはいけない。
レストランでのワインの楽しみ方の秘訣は会話を楽しむことだなと、光を見いだしたクアトロウは、パーティーが楽しみになってきた。

コメント
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