夜の闇に溶け込んだような田舎町にある「クアトロ・スタジオーネ」と云うイタリアン。
北風に体温を奪われ、凍えながらこのクアトロ・スタジオーネの扉を開ける。
すると、キーンキーンキーンと云う金属音のような音が聞こえたような気がする。
そして、暗闇の中から突如現れる鉄仮面のように無表情な顔を持つ男。
「いらっしゃいませ」
「お待ちしていました、ヒッヒッヒ」
「どうぞ、おかけください」
金縛りにあったように席に着く。
鉄仮面の男が言葉を繋ぐ。
「本日の13日の金曜日のおすすめは、メカジキのトロの部分のカツレツ」
「そして、東京エックスのステーキ」
「八角のカルパッチョ」
「・・・」
次々に、襲いかかるとても美味しそうな料理。
恐怖の13日の金曜日のクアトロだ。
カレンダー
最新記事
カテゴリー
最新コメント
- 剪定職人/18周年のクアトロ~クアトロとは
- 剪定職人/柳も春に遇えば緑に
- クアトロの父/雨上がる
- 剪定職人/雨上がる
- 剪定職人/千曲川の旅 その2
- 剪定職人/GW2023〜チーズケーキ研修
- クアトロの父/新・魚の物語~信頼の厚い台形の魚
- 剪定職人/新・魚の物語~信頼の厚い台形の魚
- クアトロの父/17周年のクアトロ~ありがとうございます
- 剪定職人/17周年のクアトロ~ありがとうございます