お彼岸の中日が過ぎたらとたんに夜が長く思える。
こんな夜にはじっくりと赤ワインを楽しみたいもの。
先日も、甥がクアトロの父と飲みたいと云って持参してきたワインがあった。
シャトー・ヌフ・デュ・パープ1990/ボーカステルのハーフボトル。
ハーフでも15000円するんだと自慢するだけあって、素性もビンテージもしっかりとしたもの。
このボーカステルを作るペラン兄弟はとても有名な造り手で特にシャトー・ヌフ・デュ・パープとなると最高の評価を得ている。
しかも、1990んともなると最高のビンテージ。
早速、抜栓をしてみると驚いたことに素晴らく芳醇な香りが立ち上がる。
しかし、ビンを落ち着かせる余裕が無く、オリは浮遊している。
それでも、口に含むと複雑性のある味わいと心地よいタンニンを感じる。
甥はあまりワインを飲まないので残ったワインを翌日の夜に一人でじっくり飲もうとするクアトロの父。
しかし、予想はしていたが、すっかり風味は落ちて凡庸な酸っぱい赤ワインと化していた。24んものなのだから当然ではあるが、開けたての時の素晴らしさを思い浮かべてよしとした秋の夜である。
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