★10月のバラ★

諏訪湖周辺の四季を中心に紹介しているブログです。

ひょうたんとへちま

2006-08-21 08:16:48 | 季節の花












最近空いている土地を賃貸で家庭菜園を楽しんでいる方が多くいらっしゃいますが

中にはお花を栽培して楽しんでいる方もいますネ

八ヶ岳を望む景色の良いズームラインの道筋でハーブや愛らしいお花を植えているお花畑に

瓢箪とヘチマのアーチが作られていて沢山の実がぶらさがっている畑を見つけました

ヒョウタンの花は夕方から開花して翌朝には枯れるそうですが

運よく開花しようとしている花を見ることが出来ました

瓢箪の実は熟成すると固くなりますが若い緑色のうちは食用になるそうですヨ

そういえば真ん中のくびれが無ければ夕顔に似ていますネ







ヘチマ(ウリ科)

長野県では「トウリ」と読んでいるそうですが

「ト」がイロハ・・・のへとチの間にあることからヘチマと命名されたとか・・・

本当でしょうか?

瓢箪と同じくヘチマも実が若い頃は食用になるそうですヨ

私が幼い頃は繊維を乾燥して垢すりに使っていましたが今はあまり見かけませんネ

その昔、茎の先を切って茎液を採集し化粧水の代用にしたりしましたネ

遠い昔の話ですが・・・・








一周年

2006-08-20 07:48:48 | 季節の花
台風10号の影響で日中はかなり温度が上がって暑い日が続いていますネ

早いもので手探りでblog始めて昨日で丁度1周年になります

大勢の方々から折々にコメントを頂戴して

お勉強させて頂き楽しみながら知らず知らずのうちに今日まで来たのが実感です

私事で無断でお休みさせていただいてしまった時には

大勢の方々から安否を気遣うコメント頂きましたり

諏訪湖周辺で起きました土砂災害や水害の折には

沢山の方々からお見舞いのコメントを頂き大変感動致しました

主人の健康上の理由で毎日の散歩に同行するのが私の重要な日課ですが

出先で出会う花や植物が私のblogの中心になっております

健康維持のためにもこれからも出来るだけ続けていく所存です

四季折々の身近な信州の自然を出来るだけレアのうちにお伝えしたいと思っておりますので

どうぞこれからも気軽にお遊びにお出かけくださいネ

今日のお花達は八ヶ岳の山麓に設けられている山火災時の際等に使われる

人工池の端で見かけた植物をご紹介します

もともと湿原であった場所に池が作られていますので此処では四季を通じて

色んな湿原の植物が見られます






コウホネ(スイレン科)





セリの花(セリ科)

平安時代から宮中行事の摘み草に由来する「春の七草」に属しているセリに

半球形の形をした小さな花が集まった花が咲くのをご存知ですか?

旧盆近くなりますと湿原では沢山のセリの花を見ることが出来ますヨ





オモダカ(オモダカ科)






ミソハギ(ミソハギ科)

身近に見られるせり科の花

2006-08-19 08:40:04 | 季節の花
トウキはセリの仲間です

トテモ繊細な開花の様子は線香花火のようですネ

セリの仲間は葉が微妙に異なり葉で種類が細分化されていて区別が難しいです

トウキは消化強壮の薬効があることで知られています



トウキ




霧が峰にはオオカサモチが草原のいたるところで見られます

同じせり科の植物ですがこちらは幹も太くスケールの大きな花です



オオカサモチ




背丈が1m~2m近くなるせり科の植物シシウドは草原のあちらこちらで見られます

オオカサモチよりスケールが大きく葉も幅広く大きいです

葉がうどにそっくりなのが見えますか?

枝が分岐してその先に花が付きますのでオオカサモチとは直ぐに区別が付きます

多くく丈夫で猪が食べるのに適している事からこの名が付いているそうです

インストラクターのお話ですと本当に食用にしているかは疑問だそうです

想像上の命名のようですヨ



シシウド









ヤブジラミは花はトウキと同じ形状ですが大きさが極小です

茎の部分に小さな毛が密生していて衣服に付いたりする事からこの名がついているそうです

この時期日陰の湿気のある場所などに群生しているのが見られます

可憐な花ですのに気の毒な名前ですネ



ヤブジラミ




珍しい咲き方の袋咲き桔梗

2006-08-18 08:31:07 | 季節の花


                                                8月6日撮影


安曇野にある花屋さんのロックガーデンで珍しい咲き方をする桔梗に出会いました

花の名札は袋咲き桔梗と案内されています

この袋咲き桔梗は固い蕾・開花しそうな色違いの蕾にみえますネ

なんとこの桔梗は花が開く事は無くムラサキの蕾状の花が開花状態の花なんですって!

次第に咲き進んで枯れてくるとピンクのような色に変わって枯れていきます

袋咲き桔梗の名は袋状に咲く桔梗という意味だそうですヨ

初めて目にした珍しい桔梗でした

珍しいので日を追って観察してみました





                                                8月10日撮影







                                                8月12日撮影






同じキキョウ科で名前も涼しげなユウギリソウが傍で満開していました

小さな花が集まった色も姿も優雅な花ですネ

秋の七草・葛

2006-08-17 08:36:46 | 季節の花




平安時代の昔から伝えられている秋の七草である葛の花(マメ科)が

背の高い木に絡んで沢山の花を咲かせています

蔓には褐色の毛が密生していて近付くと恐ろしい印象です

根は太くてでんぷんを作るのに使われているそうですが原野では伸び放題で

葛の自生している周辺は木々に絡みついた葉や蔓でジャングルのようです

とても生命力のある植物です





キンミズヒキ(バラ科)

道端で黄色い穂状の華奢な花を咲かせています

マクロで写しますと小さな花は雄しべが長くいかにもバラ科の印象ですネ









タカトウダイグサ(トウダイグサ科)

背の高いトウダイグサの意味だそうですが霧が峰周辺では良く見られます

緑一色の目立たない花ですが秋深くなると葉が紅葉して目を引きます

良く似た花でトウダイグサやナツトウダイなどに細分化されています

晩夏の花

2006-08-16 07:21:37 | 季節の花
今日は送り盆です

信州では13日の夜からお迎えした先祖の霊を送り火を焚いて今日お送りします

お盆が過ぎますと朝晩涼風が立つようになって夏の暑さも名残になって参ります

安曇野のロックガーデンでは山ホトトギスが咲きはじめていました

この花を見ると夏の終わりを感じます











ヤマホトトギス(ユリ科)





千島ハナラッキョウ(ユリ科)





白花シャジン(キキョウ科)





キツネノカミソリ(ヒガンバナ科)

黄レンゲショウマ

2006-08-15 08:28:22 | 季節の花









今日はお盆のお盛日にあたりますネ

諏訪湖では戦後間もなく(昭和24年)から亡くなられた方々の慰霊をこめて

納涼花火大会が開催されてきました

今年で58年目に当たるそうです

平和な時代になり花火の技術も向上して年々盛大になり全国的に有名になりました

今夜の花火大会には諏訪市の人口の10倍の人出が予想されています

如何に街が混雑しているかお分かりいただけると思います

今日はお盆の頃に毎年開花を迎える霧が峰に咲いているキレンゲショウマをご紹介します

ユキノシタ科のキレンゲショウマは石灰岩地帯の深山の湿った木陰に自生する植物です

希少な植物ですが年々株数を増やしてかなり群生しています

ご覧のようなラッパ状が満開状態です

花の蕾を持った時期が一番鹿の食害に合うそうですがこのあたりは幸い鹿の食害からは免れられて

2.3日中には沢山の蕾がすべて開花して見事な光景が見られます

キレンゲショウマが咲き終わると霧が峰も秋の気配が色濃くなってきます

















高原の夏の花

2006-08-14 09:06:28 | 季節の花



昨日は迎盆でした

信州では迎え火に白樺の木の皮を玄関先で燃やして先祖をお迎えする習慣が残っています

お盆近くになりますと白樺の木の皮が何処にでも売られています

私は他府県から長野県に嫁して参りましたので

あの美しい白樺の木の皮をはがされた木はどうなるのだろうと素朴な疑問を持ちましたが

お盆用に栽培されている白樺があることを知って納得しました

お盆を迎えますと日中は気温が上がって夏本番ですが朝晩は大分涼しくなりました

雨が降ると寒い位の高原の夏ですヨ

急いでご紹介しないと秋になってしまいそうです

線香花火のような白い花をいっぱい咲かせているカラマツソウ(キンポウゲ科)は

この時期、霧が峰の山道でよく見られる涼しげな花です

花の様に見えているのは実は発達した雄しべの集合で花弁が見えません

唐松に似ていることからこの名が付いているそうです









シキンカラマツソウ(紫錦唐松)キンポウゲ科

同じカラマツソウですがこちらの種類は紫色の花弁(実はガクです)があるカラマツソウです

薄ムラサキの華奢な花が高原の涼風に揺れているの姿は涼しげこの上ありません








マツモトセンノウ(白花)ナデシコ科

先日オレンジ色のマツモトセンノウをご紹介しましたが

木陰でで白色のマツモトセンノウを見かけました







草原に時々ヤマウドの(ウコギ科)花が見られます

丁度ヤツデの花に似た姿の花が咲きます







エゾスズラン(ラン科)

野原で出会っても一寸見逃しそうです

全体が緑色の蘭です

霧が峰のヴィジターセンター前の花壇に保護されて沢山見られますヨ

尾の付く植物

2006-08-13 08:31:27 | 季節の花




寒気が上空に張り出して気象が不安定になったとかで

昨日は大雨洪水注意報が出るほど凄い雷雨でした

雷雨の後、急に外気温が下がり窓を開け放すと寒い位です

ご他聞に漏れず諏訪地方もお盆の入込で街がごった返しています

人口が急に増えて何処もかしこもパンク状態ですヨ

暑さを逃れて信州を訪れた人々にはこの気象は恵みの涼になりました

どうぞ夏風邪を引かないようお気をつけ下さいネ

今日は身近で見られる「尾」の付くお花を集めてみました

早くご紹介しないと夏が終わってしまいそうです

この白いお花はオカトラノオです

日の当たる草地などで良く見かけます









イブキトラノオ

霧が峰の草原で何処にでも見られます

伊吹山で発見されたのでこの名が付いているそうですヨ






ルリトラノオ

以前ご紹介しましたクガイソウに良く似ていますが花の色や葉の付き方が微妙に違っています