Reiko's Travel 記事と現在の英国事情

在英51年、2020年7月未亡人になって以来、現在英国事情と過去の旅行の思い出を記載。

ポルトガルの旅 (34) サルガドス湖 (Lagoa dos Salgados)

2010-10-08 23:35:34 | キャンパーヨーロッパ 2010年

サルガドス湖はアーマセルとアルブフェーロの間に広がる浅い湖で、渡り鳥が翼を休める休息地であり、湖の周囲に生い茂る葦や雑草の種を食料にする小鳥たちの食卓だ。私たちはアーマセルに居た3週間の間に4回もこの湖を訪れ湖畔を散歩したり、湖でえさをあさるフラミンゴや青鷺などの観察をしていた。英語でエグレッツと呼ばれる小さな白鷺はほとんど集団の行動していて彼らがいっせいに飛び立つとどんなに遠くからでも目に付く。







湖の南側は砂丘と長く延びる砂浜そして真っ青に晴れ渡った大西洋が広がる。砂丘と湖の間には長い板敷きの歩道が設置されていて、一箇所にはバードウオッチのための二階建ての高台が作られている。





小鳥たちは人馴れしているせいか、散歩道のロープに止まったり、周囲の葦の茎に止まってわが世の春とさえずっている。しっかり見ればなんと賢そうな目をしている小鳥だろう。






初日に訪れたときは、湖の水がほとんど干上がり、6羽のフラミンゴがいただけだった。2回目には50羽近くに増えて居て、一体どこから集まってきたものだろうと思ったが、最後に行った3月上旬には80羽ぐらいがえさをあさって湖をかき回している。写真を撮ろうとしてもほとんどが頭を水の中に突っ込んでいるから、写真のほとんどはフラミンゴのお尻ばかり写しているみたい。






三角関係の3羽はけたたましい声で叫びあっていたが、話がついたのか2羽と一羽に分かれてえさアサリをしていた。下の写真はまるで恋人を抱きしめんばかりのフラミンゴでなんだかとっても人間的な鳥じゃないか?





何かに驚いていっせいに飛び立ったフラミンゴは羽の色彩がよく見える。羽の赤い色合いは食べるものによって変わるといわれる。










臆病なパープル・ガリヌル(Purple Gallinule)は葦の根元に隠れていて決して全身を見せてくれない。この鳥はこの地域でしか繁殖しないまれにしか見ることの出来ない鳥で、リア・フォーモザ自然公園のシンボルになっている。

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