Reiko's Travel 記事と現在の英国事情

在英51年、2020年7月未亡人になって以来、現在英国事情と過去の旅行の思い出を記載。

東ヨーロッパの旅 45 グライスヴァルト ドイツ

2011-07-16 17:03:55 | 東ヨーロッパの旅 2011




8月13日、ポーランドからドイツへ向かう。シェチチンのキャンプサイトはヨットハーバーの横にあり、安くて設備も整っていた。只問題は蚊が多いこと、トイレもシャワールームも何匹かの蚊が飛んでいて知らない間に腕やお尻まで刺されていた。
昔は蚊に対して免疫があったのかもしれない。今では一度さされるとその部分が腫れて三日はかゆみと腫れが引かない。あまりの痒さに,かこうものなら後が残って、一ヶ月でも残っている。

この日がポーランド最後だからスーパーマーケットのガレージでディーゼルを満タンにし、残った現金は食料を買い込んで全部使った。食料やディーゼルはポーランドのほうが安い。
スーパーの駐車場にドイツ車が多いのも、ここへショッピングに来ているドイツ人が多いのだろう。






シェチチンから国境までの20kmほどは、高速道路A6になっているが、国境のサインも無しにドイツへ入ると道路はそのままアウトバーンになる。道路はスムーズで ”やっぱりドイツの道路はヨーロッパ いちだねぇ”と亭主は感極まって言った。ラトビアの悪路が思い出される。





北ドイツのグライスヴァルト(Greiswald)は戦火にあわず、15世紀に創設された大学と大聖堂がある。
キャンプサイトのリストで行った所は、この町から15ー6Km離れた海辺の巨大なサイトだった。
もう2週間以上も続いた悪天候でサイトのいたるところは水浸し。指定の場所にキャンパーを入れた途端、タイヤが泥に埋まって空転。さすがここの用意のいいこと、すぐ小型のトラクターが来て引っ張りだしてくれた。やや水はけのよいところに駐車して午後は海岸を散歩してみた。
ウインドサーフィングやカイトサーフィングをしている若者が多く、キャンプサイトは彼らのテントがいたるところに張ってあった。
そしてなんとここも恐るべき蚊の群生、トイレやシャワールームの白いタイルに蚊が点々と模様のように止まってチャンスを狙っている。
トイレに行くのにレインコートを着ていったり、虫除けスプレーをシャツやスラックスにも振りかけての防戦。




14日北のリューゲン島へ行く前にグライスヴァルトの旧市街へ寄ってみた。日曜日だったから町は静かで市庁舎のあるマーケット・スクエア近くに駐車でき、急いで一回りしてきた。





町並みは中世そのままで色彩豊かな建物が並んでいる。セント・メアリー教会はちょうどミサが終わったところで、ぞろぞろと出てゆく人たちと入れ替わりに入ってみたが、あまりのシンプルなデコレーションにがっかり。

 






素晴らしい塔を持つ大聖堂は外見ほどではなく、パイプオルガンだけは立派だと思ったが、大して感激しない。シェチチンの教会のステンドグラスが余りにきれいだったから、すぐ比較してしまう。







もうお昼過ぎだったからスクエアの横のお菓子屋さんで、砂糖がしっかりついたデーニシュペーストリーを買おうと思った。これをと指差した菓子パンに大きな地蜂が砂糖に食いついている。店員のおばさんはそのパンを持ち上げ、蜂を落とそうと振り回していた。そんなパンを売るつもり?止めて!そちらにして!と身振りで伝えて替えてもらった。


元東ドイツのこの地方、英語が全然通じない。

ドイツ人は衛生観念が発達していると思ったのに・・・ショック。

コメント
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