Reiko's Travel 記事と現在の英国事情

在英51年、2020年7月未亡人になって以来、現在英国事情と過去の旅行の思い出を記載。

東ヨーロッパの旅 39 ポーランドの露店

2011-07-22 22:21:34 | 東ヨーロッパの旅 2011

グダンスクの旧市外へ入る門の側でたくさんの人々が一瞬立ち止まり、取り囲むのは、このゴミに等しい容器を使って面白い音を出している若者に驚くからだ。ドラムのようにあらゆる音が混じりあい、素晴らしいリズムを生み出していた。この人いつかは世に出るのじゃないかと思った。

ポーランドばかりでなくバルティック3国の一番有名なお土産といえばこれ、琥珀が上げられる。ここグダンスクの通りでも三軒に一軒は琥珀を売っている宝石商で、露店も然り、よく共倒れに成らないものだと感心するくらいだった。私も買おうかなと足を停めるが、あまり気に入ったものが無いのと、私には本物と偽者の区別がつかないから食指が湧かない。
海岸の砂に壊れたかけらが打ちあがるそうだ。



八百屋さんの店先に必ず見かけるのが、この巨大なひまわりの種。まだ完全に実が熟れているように見えないがどうやって食べるのだろう。トルコやエジプトではもっと大きな黒い筋の入った種をローストして塩をまぶして売っている。ここではその様なのを見かけない。

地面にあらゆるガラクタを並べて売っているのは骨董、中古マーケット。目が利けばすごい宝物が見つかるかも知れぬが、私から見るとただのゴミにしか見えない。



この変わったイスには大いに興味をそそられたが、もちろん買うわけには行かない。今まで見たことの無い形をしていて、座って楽なものだろうかと思った。
屋台の食べ物やさん、ソーセージを焼いたもの、サワークラウトの煮付けどれも塩っ辛そうで試さなかったけれど、これらは大きなパンを薄切にしたうえにラードを塗って、その上に載せて食べる。




立派なマーケットの建物、このようなマーケットはヨーロッパのいたるところの町で見られる。このグダンスクのマーケットでは地下が食肉の小売店になっていて、地階は衣料品店がズラッと並び、八百屋はマーケットを取り囲むように周囲に出店していた。
ロンドンではマーケットの野菜果物はスーパーよりぐっと安いが、この地では果物は特に安いと思われない。ただこの土地で取れるのか巨大なキャベツが異常に安い。サワークラウツを作るのにはもってこいだろう。

そして特に感じたのがポーランドやバルティック3国ではスイカは採れないのに、どこにもスイカがあふれていること。道端でも巨大なスイカを小山のように積みあげて売っている。





この黄色い小粒のきのこはポーランド中に広がる松林の中で取れるらしい。道路わきに車を停めてきのこ狩りに出かける人たちを何度も見かけた。又道端でこれらのきのこを売っているのは毎日のこと。一度だけマーケットの片隅でおばさんが売っていたのを買ったが安くない。手のひらに乗るくらいで一ポンドはする。いいにおいのきのこで、味噌汁に入れたのが一番美味しかった。

このブルーの陶器はポーランド特産、ロンドンの三越でも売られていたが結構高い。でも陶器はやっぱり日本が一番。




このカトリックのお坊さん、通りの屋台で何を売っているのか聞かなかったけど、道端で布教活動だろうか?

きれいな色彩のボーンチャイナのティーポットとカップはモネの絵に似てとっても芸術的。




巨大な三日月型のパン、このパンの黒いところはけし粒がびっしりついているせいだ。これだけパンにけしの種を使ったら、畑一面の芥子の花が咲かなければ供給が絶えてしまう。

コメント
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