Reiko's Travel 記事と現在の英国事情

在英51年、2020年7月未亡人になって以来、現在英国事情と過去の旅行の思い出を記載。

東ヨーロッパの旅 34 再びポーランドへ

2011-07-27 11:05:59 | 東ヨーロッパの旅 2011



カウナスを最後にリトアニアを去る日、手持ちの現金を使い果たしてしまおうと、キャンパーにディーゼルを満タンにし、郊外の巨大なショッピングモールへ行った。大変大きくきれいなモールで私がスーパーで食料を買い込んでいる間に、亭主はモールの中の二階まで届く熱帯魚の水槽に興味をそそられた。小さな鮫からエンジェル・フィシュまで泳いでいる。




キャンピングでいいのはどんなところでも土地の食料を買って自分で料理できることだ。以前にも書いたがバルティック3国では鮭の下腹の脂身のところを燻製にしたものを売っていた。エストニアではあまり手を加えていないが、ラトヴィア、リトアニアでは3本をまとめて三つ編みみにして燻製にしている。毎回スーパへ行くと、デリカテッセンがとっても楽しみ。



イギリスであまり手に入らないものをと思っていろいろ買い込んだ。これらは全部私の好物。先ずはサワークラウト、これはドイツが本場だというがヨーロッパのほとんどで売られている。ドイツやポーランドのスーパーでは樽から好きなだけをとっての量り売りまで在る。
生のニシンの酢漬けも39年前に初めてヨーロッパに来たときにオランダで食べたのが始まり。いくらやにしんの卵の塩漬けも熱いご飯に載せたらどんなに美味しいことか。そして極め付きは昆布の千切りのサラダ。初めて買ったのはエストニアだったが、砂が混じっているのでざるに入れて流水で洗ったところ、油がいっぱい入っていたのが判った。それ以来何度も試しているがこれは昆布とにんじんの千切りサラダで美味しい。帰ってからでも作れるから、いろいろ試してみるものだ。

ただ一度だけ失敗したのがリガの野菜市場でほうれん草だと思って買った葉をさっと茹でたところ、酸っぱくて食べられない。あれはいったいどうやって食べたものか?もしかしてサラダにでも使うのかも知れない。




食料を買った後でも残った小額のお金にカードでの支払いを足してロシア製の雨靴を買った。これで全部のリトアニア・リタスを使い果たして満足。

国道A5を国境に向かう。久しぶりにトラックの行列を見かけた。トラック運送は各国の貿易の一端を担っているから、少しだけれども経済の動向を比較することが出来る。




これは蕎麦の花で一面真っ白、もう花は終わりだと思っていた。確かにここ以外では見かけなかった。



ポーランドの国境では一応建物はあるものの誰もいない。それのみならず、両国のサインがない。どこからポーランドなのかもわからない。



このサインだけはポーランドの交通規則で、これだけがポーランドであることを知らせてくれている。



ポーランドへ入ると以前に見かけた懐かしい風景、教会を中心にした町や村が通りの脇に現れる。








ここミコライキは一ヶ月前リトアニアへ行く前に一泊した湖水地方のキャンプサイトで、前にはWifiが無かったが、この1ヶ月で設置された。町もきれいでゆったりした観光地、ポーランド人がほとんどだが、キャンプサイトにはフィンランドやドイツのキャンパーが多い。








コメント (2)
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