Reiko's Travel 記事と現在の英国事情

在英51年、2020年7月未亡人になって以来、現在英国事情と過去の旅行の思い出を記載。

東ヨーロッパの旅 42 ウェバ (Leba)

2011-07-19 17:56:34 | 東ヨーロッパの旅 2011




ウェバはビァウォグラからいったん内陸に入って、見渡す限りもう刈り取りの始まっている麦畑を尻目に、ウェブスコ湖の脇に広がるホリディタウンで、幅広いメインロードと漁船も出入りする運河のあるにぎやかな町だ.



下は作りかけのモダンな教会、高い塔が素晴らしい。



海岸へ行く途中に、屋根と床が反対に成っているUp Side Downという家を見かけた。床が傾いているかは判らない。



キャンプサイト・マルコポーロも町の一角、サイトの門を出れば辺りは土産店や、レストランが並んでいて飽きることが無い。
雲の流れが異常に早い8月8日の午後、町の地図を頼りに海岸まで散歩に出かけた。
100メータほど松林をつき切ると遠くに堤防の見える砂浜に着く。この砂浜に着くと同時に西から黒雲が湧き上がり雷を伴う土砂降りになった。




幸い近くのレストランのバルコニーで雨宿り、20分後には青空が出て一度もぬれずに帰ってこれた。雨上がりの道には両側のお土産店や、レストランに夏休みのポーランド人が群がり大変な賑わいだった。










この日は亭主の誕生日で夕食は近くのレストランで、亭主念願のフィシュ・アンド・チップス、そしてワン・パイントのビールで乾杯。
魚はハリバット(おひょう)、ハリバットだけが英語もポーランド語も同じだったから注文しただけで本当は二人ともかれいが食べたかった。ハリバットはイギリスでは高い魚でここポーランドでも高い。でも二人でビールも入れて13ポンドで夕食が食べられる。

夕食後川淵の漁船の横で売っている新鮮なかれいを2匹買った。中サイズで頭とはらわたを取ってくれ、6ズロッティ(1.3ポンド)あまりの安さに驚いた。

この2ヶ月、ポーランドやバルティック3国のスーパーマーケットで魚を見ているが、ほとんどが燻製ばかり。海が遠いせいもあるのだろうが、湖の多いこれらの国々でどうして鱒の養殖などをしないのだろうか?
新鮮な鮭を一匹買ったのは、エストニアだったが、鱒を買ったのは、グダンスクが初めてだった。鱒も大きなのが2匹で3ポンドぐらいだったが、このカレイには本当に驚いた。




翌日も強風、1時間ごとににわか雨の激しい一日で、雨の合間に堤防まで散歩したり、レストランを覗いたり。そこで発見したのがこの辺りでは店先で魚の燻製を作っていること。
鯖の燻製など本当にバルティック海で取れたのだろうかと疑わしいが、にしん、ひらめや見たことも無い魚も燻製にして売っていた。
遠く内陸から来たポーランド人にはお土産にちょうどよいかも知れない。それとも新鮮な海の魚を食べる機会があまり無いからなのかも知れない。





太陽が出れば暑さを感じるこの海岸も強風、おまけににわか雨がいつでもやってきてコート無しでは居れない。それでもこの人ごみはどうだ。まるでせっかく海へやってきたからにはなんとしても海辺を楽しもうというポーランド人の執念を感じさせる。










キャンプサイトの近くの廃線になったところにおかれた列車。住み心地のよい住居に成っているらしい。昔は英国の古い列車を日本へ持って帰ってキャンプ場にするのが夢だった。誰かそんなことを考える人はいないものか?



このキャンプサイトを去る前に、又川淵の魚屋さんへ行きカレイ4匹を買ってすぐ冷凍にした。炭火でゆっくり焼いて食べたい。4匹の値段?押して知るべし10ズロッティ(2.2ポンド)。

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