Reiko's Travel 記事と現在の英国事情

在英51年、2020年7月未亡人になって以来、現在英国事情と過去の旅行の思い出を記載。

東ヨーロッパの旅 59 デン・ハーグ

2011-07-02 07:47:39 | 東ヨーロッパの旅 2011




オランダで一番行きたかったところがハーグ、ここのマウリッツハイス美術館のフェルメールの絵が目当てで他はおまけ。

キャンプサイトにフリーのWifiが在り何としても今までのブログを送りたいと思った。
Wifi はキャンプサイトのレストランと洗濯室の周りしか使えない。昨夜はキャンパーから150メータくらい離れた洗濯室の外のベンチでブログを送っていた。その間二度も激しい稲光と雷雨で、軒下の雨にはうたれないが、不気味な眺めだった。

今朝も突然のにわか雨で、天気は一向に落ち着かず、キャンプサイトから歩いて15分のバス停へと出かけた。キャンプサイトの入り口で、オランダ人夫妻がハーグに行くのなら乗りなさいと彼らの乗用車に誘ってくれ大喜びした。



ハーグの中央駅の近くから歩いてマウリッツハイス美術館へ向かう。またもやにわか雨。
美術館の前には私が一番見たいフェルメールの”真珠の耳飾の少女”(地球の歩き方では青いターバンの少女)が看板になっている。

ドイツの美術館は日曜日は只だし、フラッシュ無しの写真可でとってもうれしいが、ここオランダは美術館の値段は高い。それに65歳以上の割引もないし写真はどこもだめ、それでもここだけは一番来たかった。二人で21ユーロを払って入場、日本語の音声ガイドを借りて2時間あまり心行くまで楽しんだ。
ここにはルーベンス、レンブラントや15,6世紀からのオランダの画家の絵が目白押しだけれどフェルメールの絵が3枚もある。特に有名な”デルフトの眺望”と ”真珠の耳飾の少女”の絵は忘れがたい。

真珠の・・・のほうはアメリカ人の女性作家により絵をベースにしたフェルメールの生活を想像してストーリーにしたものでよく出来ていた。そのストーリーから映画が作られた。16-7世紀のデルフトの生活を描き画面は絵を見ているようにきれいだが、フェルメール自身の性格などがあまり知られていないせいか、モデルの少女が誰かわからないせいか、いまいちの感じだった。
やっぱり本物の絵は素晴らしい。おかげで今日一日を心豊かに過ごすことが出来た。





ここハーグで初めて運河の無い市街地を歩き回った。美術館の裏側は続きがビネンホフと呼ばれる国会議事堂や、総理府、外務省などがあり裏の池の反対から見る優雅な宮殿がお役所だとは思えない。







池の近くの公園では日曜骨董市が開かれていて、雨の合間に人々は楽しんでいる様子だった。高級ブッティックの並ぶノーデインデ・ストリートはベアトリック女王がショッピングをされるという。その通りにはノーデインデ宮殿があった。








宮殿の裏側のストリートに子供たちが遊ぶきれいな公園があり、雨上がりの緑が映る池で、鷺が一羽鋭い目つきで池の魚を狙っている。






日曜日の午後5時近くいうのに、どこからこれほど湧いて出てきたかと思うほどたくさんの人たちが通りにあふれ、そのほとんどの人たちが中近東の人たちみたいだった。
チャイナタウンのゲートまで来たが帰りのバスが心配で行けずじまい。





キャンプサイトの後ろがレースコースになっていて(この夕まで知らなかった)チャリオット・レースをやっていた。ゴールが遠くの方でアナウンサーが興奮した声で叫んでいるのが響いてきた。

コメント
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