Reiko's Travel 記事と現在の英国事情

在英51年、2020年7月未亡人になって以来、現在英国事情と過去の旅行の思い出を記載。

東ヨーロッパの旅 51 ハンブルグ

2011-07-10 21:15:22 | 東ヨーロッパの旅 2011




ハンブルグはハンザ都市で、州と同格の特別市であり、ドイツ一番の港町でもある。ここは海岸よりも内陸に入ったエルベ河の河口港で、中世から商業で栄えた。

キャンピングプラッツは旧市街から2km離れた高架線の下で、毎日キャンパーが入りきれないくらい超満員、約80台が集まっていた。





歩いて旧市街へ行くとすぐ着くのはハンブルグ中央駅、時計台のタワーも持つ巨大な建物で人の行き来が激しい。







駅を通り過ぎると200メータさきにはアルスター湖が現れる。中央の高い噴水の水は風向きによって、霧雨のように降りかかってくる.向こうに市庁舎が見えるこの湖は小アルスター湖で、後ほど写したヨットが白いかもめのように見えるのが大アルスター湖。
この日は晴天で暑くたくさんの人たちが湖畔で日向ぼっこをしながら楽しんでいた。







市庁舎は19世紀に建てられたルネッサンス様式で、玄関内の広場も中庭から見る建物すべてが素晴らしい。




ハンブルグの町を歩くといたるところに運河があってまるで北のベニスみたい。でもきっとその名前はオランダや、ベルギーでもきっと使われているだろう。





聖ミヒャエリス教会の塔は10人乗りのエレベータがあり(日本人なら10人乗れるが、ドイツ人だと8人で重量オーバー)長蛇の列を作ってやっと塔の見晴台に着いた。エルベ河畔の港や倉庫群、入り組んだ町並みと、遠くに大アルスター湖が見える。
もう8月20日ドイツでは夏も終わりで、晴天といえども風は寒く、気温は20度に届かない。すっかり冷え切って長い階段を下りてきた。




中央駅まで繁華街を歩き、駅のすぐ隣の市立博物館へ行った。午前中行ったときは閉まっていたので再度訪問、ここの2階は広大なスペースを美術館に充て天井からの自然光で明るく写真がきれいに写る。そして素晴らしいのがなんといってもヨーロッパの印象派から現代の有名画家の絵がずらりと並んでいることだ。



これはレノアールのマダムハリオット1882年の作品。これは以前どこかで見たが覚えていない。



ゴッホのモーンフィールド 1889-1890年の作品 ゴッホの絵は何度見てもこの激しさと色合いの美しさに心打たれる。



ムンクのマドンナ 1893-1895年の作品。ロンドンのナショナルギャラリーに来たときに初めてお目にかかった。
次はオスロ美術館で見た。ムンクも同じような絵を何枚か描いているそうだからこれはその中の一枚かもしれない。



カンデンスキーのアラブの墓地 1909年の作品 彼の色彩には感動もの。この人の作品は一目でわかる。



ジョージ・ダンロップ・レスリー のナウシカ 1835年の作品でこんなきれいな絵を描いた英国人が居たんだと思わず写した作品、帰国したら調べてみよう。



ピカソやモネ、マネ、コロー、ミレー、ドガ、ロートレック、セザンヌ、ピッサロなどの素晴らしい絵がずらりと並んでいた。行った甲斐ありの博物館美術館だった。

コメント
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