ライン出版編集部

一人一著作を!
rein(独)を信条に
誠実な出版を目指す
ライン(rein)出版編集長の日常と雑感

雪の日は…

2008-01-23 19:05:40 | Weblog
静かに過ごすのが好き。

午前中はご無沙汰している方々へ手紙を書いていた。
昼すぎ、まだ雪の降り続く中、車に積もった雪を掃って取材へ。
新座市内の中学校を訪ねた。
校庭は一面の銀世界。
桜の木も寒さに震えているようだ。

教頭先生とお約束していたので校長室で話を聞かせていただく。
思った以上の収穫があり、本紙に反映できそうだ。
取材のあと雪の校庭に出てみた。
初めは誰もいなくて撮影は楽勝。

しばらくするとやんちゃな男の子が出てきて、ひとり雪だるまを作り始めた。
その光景はまさにメルヘンだ。
近づいて話を聞かせてもらった。
一見悪ぶっているけれど実にいい子。

遠くから彼を撮影したのがこれ。
アップもあるので、いつか彼に渡そう。

雪が降っていたのにポッと暖かくなった一瞬です。

ベンツにさよなら

2008-01-23 02:15:23 | Weblog
直近の若者H君に
「ベンツが手ごろな値段で買えるとしたらどう?」と聞いてみた。
即座に
「なんで私がベンツなの?似合います?」
「通勤に必要かと思って。いつだったか車買おうかなんていってたじゃない」
「まあ、あのときはね。事情が変わったんです。しかも人生最初の車がベンツじゃその先どうよ」
「はあ、確かに…」

こんな会話でベンツの話は完全消滅。
国産車レベルで買えたのに、もったいなかったな。

車といえば、なんとこの段になって一昨年来何度も訪ねてきたN社の営業マンが
「そろそろ買い替えはいかがでしょうか」と来訪。
重なるときは重なるものだ。
「ごめんなさいね。ふとしたタイミングで決めてしまったのよ」
彼は残念そうに去って行った。
嫌味のない熱心な人だっただけに申し訳なさがつのる。




チーム・バチスタの栄光

2008-01-23 01:19:51 | Weblog
http://www.team-b.jp/main.html

編集作業真っ只中。
そんな折、この作品が映画化されまもなく上映との情報を得る。
原作の著者は現役医師。
二束のわらじ、すごいなあと関心しながら初版本を読んだ。
医師で作家は意外と多い。
今読んでいる「閉鎖病棟」の帚木蓬生も精神科医。

ところで「チーム・バチスタの栄光」には不定愁訴外来というのが出てくる。
そこの担当医師が主人公。
不定愁訴外来とは「患者の愚痴を聞く」部署だ。
架空の名称らしいが、今本当に求められるのはこうした外来なのではと思わせられる。

ま、それはともかく見事なキャスティングなので見に行くつもり。
これは「読んでから見る」ほうが理解できると思う。


病院に展示するということ

2008-01-23 00:56:40 | Weblog
近くの国立病院(正確には独立行政法人国立病院機構)のロビーに篤志の美術・手工芸作家たちの作品が展示されている。

自分の作品が病院で役に立つならそれだけで十分、と納得した上で作品を持ち寄り、季節ごとに展示内容を変える。
2月は「おひなさま」。

ギャラリーや展覧会場と違うのは、対象が不特定多数の客ではなく、入院または外来の患者さんだという点。

以前こんなことがあった。
車椅子のご婦人が身じろぎもせずに作品を眺めている。
何分も。
そしてポツリ。
独り言のように話し始めた。
「わたし、この作品好きだわ~。どういう人が作ったのかしら」
弱々しく、聞き取りにくいか細い声。
たまたま居合わせたreinは説明した。
「和光に住んでいる***さんが作ったものですよ」
「こんなステキな作品、わたしも作れるかしら」
「もちろんですよ、お元気になってぜひ教えてもらうといいですよ」

reinはいつもおせっかい。
だけど、こうして作品が患者さんの癒しになっていることを実感するとき、つらいことは全て忘れて喜びだけが残る。

院内で文化に触れることは薬より効果があるかも、と本気で思う。
だからみなさんがんばりましょう!