昨日は、娘の小学校の日曜参観日でした。
事前に、娘から「体育館でみんなで“フルーツバスケット”をするよ」と聞いていた。
そうか、今年は体育の授業の参観か。
しかし、小学4年生の体育にしては“フルーツバスケット”は幼稚じゃないか?
でも、授業といってもイベントみたいなもんだからな。
保護者とのスキンシップも兼ねて、そういうゲームをやるのかも知れないな。
・・・そんな自問自答をしながら、妻と学校に行き、体育館に入った。
ほどなく授業開始。
整列した子どもたちの横に、保護者も並ぶ。
すると、先生が大きな声でこう言った。
「ハイ、じゃあ今日は事前にプリントでお知らせしたとおり・・・」
“フルーツバスケット”と、僕は先生の口にするはずの言葉の先を心の中で呟く。
すると、先生はこう続けた。
「バスケットボールをしま~~す」
・・・え
僕は妻が持参したプリントにもう一度目を通した。
こう書いてあった。
「バスケットボールで、ゲームをします」
(-_-;)(-_-;)(-_-;)(-_-;)(-_-;)(-_-;)(-_-;)
うそだろ・・・・・
ほどなくゲームがはじまった。
仕方ない・・・ちゃんと読まず、勘違いした僕が悪かったんだ。
ここは、黙ってバスケットに参加するか。
でも、バスケットなんて超久々だからな。仮にゲームがはじまっても、
コートの隅で目立たないようにしておこ~っと。
僕は汚い大人だ(笑)
そんな曲ったことを考えながらコートに入ろうとしていたら、
背後で明らかに同級生に向かってとんでもないことを話している娘の声が
聞こえた。
「うちのお父さんねぇ~、昔、バスケット部だったんだよ~」
えっ
娘は正しい。間違っていない。
僕はバスケット部だった。
たしかに、娘にそう話した記憶がある。
僕は中学1年の春、入学と同時にバスケット部に入部した。
しかし、肝心なことを僕は娘に話してなかった。
入部したのは確かだが、あまりに過酷な練習に耐えられず、
僕は夏休みが終わるのと同時に、逃げるように退部したのだ。
僕は娘の自慢気な言葉に向かって、飛び出しそうなほど目を
丸くして必死に手を横に振った。
しかし、遅かった。
娘の周りから波紋のように“ほぉ~~”というような感嘆の声が広がる。
やめて・・・やめてくれぇ~
そうこうするうちに先生が笛を吹いた。
ゲームスタート。
小学4年生vs保護者。
保護者のみんな、ボールを手にすると僕の姿を見つけて、
すぐさま僕にボールを投げてくる。
僕にゴールさせようとボールをパスしてくるのだ。
えぇいこうなれば、もうやけくそだ。
やってやるよっ
・・・と気持ちを小沢幹事長ばりの戦闘モードにスイッチを切り替えた。
でも、気持ちが切り替わっただけで、体力が切り替わったわけではない。
数カ月で退部したといっても、それでも昔は、ドリブルしながらコートを
縦横無尽に動けたはずなのに、ドリブルしようとすると、ボールがまるで
それを拒絶するようにわけのわからない方向へ行ってしまう
そして、相手チームにあっさりボールを取られる・・・その繰り返し
子ども相手のゲームなので1セット10分で終了。
それでも、30分くらいの長さに感じた。
ゲームセットの笛の音が聴こえたのと同時に、その場にへたり込んだ。
息が出来ない。足が立たない。肩が痛い。
もう、恥も外見もない。
僕は生まれたての牛の子のように、プルプル震えながら四つん這いで
コートから外へ出た。
すぐさま、半分倒れかけている僕の横に妻と娘が来た。
「大丈夫?」
大丈夫なわけないだろ(-_-;)
今も、右肩に重い鉛を乗せたような感覚が残っている。
今日は、筋肉痛で苦しむことになりそうです
事前に、娘から「体育館でみんなで“フルーツバスケット”をするよ」と聞いていた。
そうか、今年は体育の授業の参観か。
しかし、小学4年生の体育にしては“フルーツバスケット”は幼稚じゃないか?
でも、授業といってもイベントみたいなもんだからな。
保護者とのスキンシップも兼ねて、そういうゲームをやるのかも知れないな。
・・・そんな自問自答をしながら、妻と学校に行き、体育館に入った。
ほどなく授業開始。
整列した子どもたちの横に、保護者も並ぶ。
すると、先生が大きな声でこう言った。
「ハイ、じゃあ今日は事前にプリントでお知らせしたとおり・・・」
“フルーツバスケット”と、僕は先生の口にするはずの言葉の先を心の中で呟く。
すると、先生はこう続けた。
「バスケットボールをしま~~す」
・・・え
僕は妻が持参したプリントにもう一度目を通した。
こう書いてあった。
「バスケットボールで、ゲームをします」
(-_-;)(-_-;)(-_-;)(-_-;)(-_-;)(-_-;)(-_-;)
うそだろ・・・・・
ほどなくゲームがはじまった。
仕方ない・・・ちゃんと読まず、勘違いした僕が悪かったんだ。
ここは、黙ってバスケットに参加するか。
でも、バスケットなんて超久々だからな。仮にゲームがはじまっても、
コートの隅で目立たないようにしておこ~っと。
僕は汚い大人だ(笑)
そんな曲ったことを考えながらコートに入ろうとしていたら、
背後で明らかに同級生に向かってとんでもないことを話している娘の声が
聞こえた。
「うちのお父さんねぇ~、昔、バスケット部だったんだよ~」
えっ
娘は正しい。間違っていない。
僕はバスケット部だった。
たしかに、娘にそう話した記憶がある。
僕は中学1年の春、入学と同時にバスケット部に入部した。
しかし、肝心なことを僕は娘に話してなかった。
入部したのは確かだが、あまりに過酷な練習に耐えられず、
僕は夏休みが終わるのと同時に、逃げるように退部したのだ。
僕は娘の自慢気な言葉に向かって、飛び出しそうなほど目を
丸くして必死に手を横に振った。
しかし、遅かった。
娘の周りから波紋のように“ほぉ~~”というような感嘆の声が広がる。
やめて・・・やめてくれぇ~
そうこうするうちに先生が笛を吹いた。
ゲームスタート。
小学4年生vs保護者。
保護者のみんな、ボールを手にすると僕の姿を見つけて、
すぐさま僕にボールを投げてくる。
僕にゴールさせようとボールをパスしてくるのだ。
えぇいこうなれば、もうやけくそだ。
やってやるよっ
・・・と気持ちを小沢幹事長ばりの戦闘モードにスイッチを切り替えた。
でも、気持ちが切り替わっただけで、体力が切り替わったわけではない。
数カ月で退部したといっても、それでも昔は、ドリブルしながらコートを
縦横無尽に動けたはずなのに、ドリブルしようとすると、ボールがまるで
それを拒絶するようにわけのわからない方向へ行ってしまう
そして、相手チームにあっさりボールを取られる・・・その繰り返し
子ども相手のゲームなので1セット10分で終了。
それでも、30分くらいの長さに感じた。
ゲームセットの笛の音が聴こえたのと同時に、その場にへたり込んだ。
息が出来ない。足が立たない。肩が痛い。
もう、恥も外見もない。
僕は生まれたての牛の子のように、プルプル震えながら四つん這いで
コートから外へ出た。
すぐさま、半分倒れかけている僕の横に妻と娘が来た。
「大丈夫?」
大丈夫なわけないだろ(-_-;)
今も、右肩に重い鉛を乗せたような感覚が残っている。
今日は、筋肉痛で苦しむことになりそうです