りきる徒然草。

のんびり。ゆっくり。
「なるようになるさ」で生きてる男の徒然日記。

広島学。

2012-08-28 | Weblog
この前、カミさんが図書館である本を借りてきとった。

岩中祥史の「広島学」いう本じゃ。

広島県の気候、風土、歴史、経済、広島県人の気質、言葉、性格、お好み焼き、原爆、
仁義なき戦い、厳島神社、そして、広島カープ・・・etc.
こんまい本じゃけど、広島県が網羅されとる。

何気のう軽い気持ちでページをめくったんじゃけど、これがのぉ・・・ブチ面白かったんじゃ!

岩中さんは、生まれも育ちも広島ではないそうじゃ。
でも、よぉ~~~調べとるわ。
生まれも育ちも広島のワシは、ページめくる度に“うんうん”と、何度も何度も頷いてしもうた。

特に広島県人の気質や言動を考察した章は、“ほうか、これは広島のもんだけなんか・・・”とか、
“ほうよほうよ、広島のもんなら絶対にそうじゃ!”とか、笑ってしまうくらい共感したり再発見
することが、もういたるところに書いてあったわ。

原爆についての書き方もよかったのぉ。
杓子定規や予定調和な書き方ではのうて、被爆者やその親族を気遣いながら、直接原爆に遭って
いない人間として、慎重に考察して執筆したことが行間から滲み出とった。
データや記録だけを頼りに、他県のもんがしたり顔で原爆のことを語られるのは、広島県人が
一番イヤなことかもしれん。
広島のもんにとっては、どれだけ時間が過ぎようとも、原爆は記録ではなくて、記憶なんじゃけぇ。

広島カープの考察も面白かったでぇ。
広島のもんは、ふだんは温和じゃけどカープのことになったら異常に熱くなるとか、他球場では
絶対に見られん市民球場だけの常軌を逸したファンのいなげな行動とか(笑)
著者は、“野球に対するファンの熱さは、タイガースの比ではない”と書いとったが、そりゃあ、
当たり前じゃろ~がっ(笑)!

読み終えた後、広島県人でよかったと、心からそう思えたわ。
広島県人は、この本は必読でぇ。
もちろん他県の人が読んでも面白いはずじゃけぇ、まぁ、騙された思うて、いっぺん読んでみんさいや (^0^)/
コメント
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