林檎乃「とほほ・・・。」ブログ

林檎乃麗の「とほほ・・・。」な日常を綴っています。 

伊豆箱根鉄道駿豆線デイドリーム1.

2015-10-01 | 鉄道・旅行
 1.初めての60000形MSEと御殿場駅のSL

伊豆箱根鉄道は三島から修善寺を結ぶ駿豆線と、
小田原から大雄山の大雄山線の2つの路線を所有する中小鉄道会社である。
駿豆線は豆相鉄道によって敷設され、いくつかの鉄道会社が事業を継承し、
1923年に現在の西武鉄道の礎となった箱根土地の傘下になった。
1933年には大雄山線を敷設した大雄山鉄道も箱根土地の傘下となり、
1941年8月23日に駿豆鉄道が大雄山鉄道を合併、のちに社名を伊豆箱根鉄道に変更した。
大雄山線は以前、箱根登山鉄道を取材に行った帰りに急遽乗り潰しているが、
駿豆線は以前三島駅で乗り換えた時に車両を目撃したことがある程度で全区間未乗車である。
そこで駿豆線1日乗り放題乗車券「旅助け(たびだすけ)」を利用し、全区間の乗車に挑戦する。
三島までは新幹線を利用せず、行きは小田急特急「あさぎり」で御殿場まで行き、
御殿場線経由で三島にアクセス、帰りは在来線を乗り継いで帰ってくる。
6月10日水曜日に実施することにして、その前日に帰りの切符のみを購入して当日を迎えた。

当日は05:15の総武緩行線で終点の御茶ノ水まで行き、13分の待ち時間で中央快速線に乗り換える。
新宿で下車して小田急電鉄の乗り場に行き、券売機で御殿場までの乗車券と、
特急「あさぎり1号」の指定席特急券を購入する。



小田急の特急「あさぎり」は新宿からJR御殿場線御殿場までを結ぶ特急で、
新宿から小田急小田原線を走り新百合ヶ丘、相模大野、本厚木、秦野と停車し、
新松田に入る直前で交差するJR御殿場線沼津方面への渡り線を通って御殿場線に入り、
松田、駿河小山と停車して終点の御殿場まで行く。
そのため松田からはJR東海の区間を走行するため、
乗車券は新宿から御殿場までの切符でありながらJR東海区間の松田からが大きく印刷されている。



以前の使用車両小田急ロマンスカー20000形RSEとJR東海371系が相互乗り入れしていたが、
2012年3月16日に運行を終了し、現在では小田急60000形MSEが片乗り入れしている。
ホームにはまだ60000形MSEは入線しておらず、少しホームで待っていた。
すると程なくしてフェルメール・ブルーと呼ばれる青いメタリック色を纏った車両が入線してきた。



60000形MSEは特急「はこね」の地下鉄千代田線乗り入れ用車両として誕生したもので、
それまでにはない地下でも映える色としてフェルメール・ブルーが採用された。
地下鉄線を通行するために前面は非貫通形にも非常用の扉が設置されている。
まだ売店は閉まっていたが、商品の搬入途中で駅弁「カルビ焼肉弁当」977円を購入する。
ロマンスカーに乗るのはこれが3回目で、「あさぎり」は初めてである。
平日だったためスーツを着た客も多かったが、
途中で下車していきJR御殿場線に転線する頃にはかなり空いていた。
御殿場駅での乗り換え時間は20分で、この時間を使って駅舎の取材のほか、
西口、富士山口前のポッポ広場で静態保存されているD52形72号機を取材する。
御殿場から三島まではSuica利用で移動する。
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