”にじいろジーン・地球見聞録”、中国:マカオ。
珠江口の湾の東対岸に香港をのぞみ、香港よりさらに狭い街。
16世紀からポルトガルの居留地として、19世紀には、ポルトガルの植民地となり、20世紀末をもって中国に返還された。
年間観光客2000万を超え、カジノでは、アメリカ:ラスベガスを抜き、いまや世界一の売り上げを誇るまでになり、中国の経済特区として、香港と共に外貨を稼いでいる。
通貨も特別で、マカオ・パタカが通用している。
長いことポルトガルの影響を受けたので、街並みはポルトガル風の建物が、色鮮やかに黄色オレンジなどに塗り分けられ、中国のアジアテイストも加味され、独特の様相だ。
ポルトガル式の石畳カルサーダスと、青と白の絵付けを施されたタイルで装飾された外壁アズレージョが、異国情緒を醸し出す。
観光に重点を置いていることもあって、街は綺麗に整備してある。
しかし、ところどころに、派手なピンクの店構えと赤に金文字の看板などが、中国風のハレーションを起こし、賑々しく活気に満ちたアジアン気質を垣間見せるところが、面白い。
隣接するコロナン島は、マカオほど派手ではなく、ひなびたポルトガルの漁村といった趣で、散策するにはうってつけのようだった。
なんでも、エッグタルトが有名だそうで、濃厚なカスタードの味を楽しめるらしく、かなり興味深々。
マカオ名物に、鶏肉をトマトカレーベースで煮込んだ”アフリカンチキン”や、好きな具材をカレー風味のスープで食べる”カレーおでん”、豚肉の粉末とネギを練りこんだ”肉入りクッキー”が紹介されたが、一番きになるのはエッグタルトだろう。
ほかにも、マンゴーを使ったスイーツに、ポルトガル料理の影響を受けた食べ物も多くありそうで、食いしん坊にとってもマカオは魅力満載のようだ。
昼間のマカオは、太陽の日差しを燦々と浴びて南国の雰囲気を漂わせていたが、一転、夜のマカオは、ネオンきらめく不夜城のように毒々しく、あまり好きになれそうにもない。
中国に返還されてから、いっそうきらびやかに電飾を施されたのであろうか?
なんだか、店換えをした遊女のように、虚飾の上塗りをされているみたいで、痛々しく感じたエンディングであった。
珠江口の湾の東対岸に香港をのぞみ、香港よりさらに狭い街。
16世紀からポルトガルの居留地として、19世紀には、ポルトガルの植民地となり、20世紀末をもって中国に返還された。
年間観光客2000万を超え、カジノでは、アメリカ:ラスベガスを抜き、いまや世界一の売り上げを誇るまでになり、中国の経済特区として、香港と共に外貨を稼いでいる。
通貨も特別で、マカオ・パタカが通用している。
長いことポルトガルの影響を受けたので、街並みはポルトガル風の建物が、色鮮やかに黄色オレンジなどに塗り分けられ、中国のアジアテイストも加味され、独特の様相だ。
ポルトガル式の石畳カルサーダスと、青と白の絵付けを施されたタイルで装飾された外壁アズレージョが、異国情緒を醸し出す。
観光に重点を置いていることもあって、街は綺麗に整備してある。
しかし、ところどころに、派手なピンクの店構えと赤に金文字の看板などが、中国風のハレーションを起こし、賑々しく活気に満ちたアジアン気質を垣間見せるところが、面白い。
隣接するコロナン島は、マカオほど派手ではなく、ひなびたポルトガルの漁村といった趣で、散策するにはうってつけのようだった。
なんでも、エッグタルトが有名だそうで、濃厚なカスタードの味を楽しめるらしく、かなり興味深々。
マカオ名物に、鶏肉をトマトカレーベースで煮込んだ”アフリカンチキン”や、好きな具材をカレー風味のスープで食べる”カレーおでん”、豚肉の粉末とネギを練りこんだ”肉入りクッキー”が紹介されたが、一番きになるのはエッグタルトだろう。
ほかにも、マンゴーを使ったスイーツに、ポルトガル料理の影響を受けた食べ物も多くありそうで、食いしん坊にとってもマカオは魅力満載のようだ。
昼間のマカオは、太陽の日差しを燦々と浴びて南国の雰囲気を漂わせていたが、一転、夜のマカオは、ネオンきらめく不夜城のように毒々しく、あまり好きになれそうにもない。
中国に返還されてから、いっそうきらびやかに電飾を施されたのであろうか?
なんだか、店換えをした遊女のように、虚飾の上塗りをされているみたいで、痛々しく感じたエンディングであった。