3.11から、4ヶ月経ってしまった。
なのに、一向に被災地の復興も、原発作業員の待遇と安全の改善も、放射能汚染対策も、予算も何もかも宙ぶらりんのまま。
誰とかが居座っているからなどと、呑気な言い訳をしている場合ではないのに。
今年は、例年になく早々とやってきた酷暑が、被災者を苛んでいる。
衛生的で落ち着いた生活環境がなかなか得られなく、心身の疲労が回復困難なまでに進行していて、気力だけで毎日を送っているだろう状況に、更に追い討ちをかけている。
原発の事故終息作業は、現場作業員の命を張った仕事のおかげで、わずかながらに前進しているみたいだが、政府と東電の場当たり的な態度が彼らの努力をないがしろにしている。
放射能汚染に関しての、国民の安全を第一にした指針が、なにか問題がおきてからの対処ばかりで、未来の国民国家を勘案していないのが明白だ。
しかし、これとは違う長期的に国家を破滅させるかもしれないことでは、国民の見えないところでどんどんと決まり実行されている、この行動力決断力の差はいったいなんだ。
これらのながれは、善によって成されているのだろうか、甚だ疑問がある。
人の中に必ずや備わっていると思いたい「善」が、深い霧に巻かれ、その目が見えなくなっているのではなかろうか。
その深い霧が、どこから出てくるのか、なかなか探り当てられないでいる。
一つの大きな意志によるものか、はたまた同時発生的に湧いてきた利益に惑わされた矮小な悪魔なのか、それとも他の何ものなのか。
小さく非力であろうとも、「善の種」が、いっせいに芽吹いて育つのを、願うばかりの愚者であった。
なのに、一向に被災地の復興も、原発作業員の待遇と安全の改善も、放射能汚染対策も、予算も何もかも宙ぶらりんのまま。
誰とかが居座っているからなどと、呑気な言い訳をしている場合ではないのに。
今年は、例年になく早々とやってきた酷暑が、被災者を苛んでいる。
衛生的で落ち着いた生活環境がなかなか得られなく、心身の疲労が回復困難なまでに進行していて、気力だけで毎日を送っているだろう状況に、更に追い討ちをかけている。
原発の事故終息作業は、現場作業員の命を張った仕事のおかげで、わずかながらに前進しているみたいだが、政府と東電の場当たり的な態度が彼らの努力をないがしろにしている。
放射能汚染に関しての、国民の安全を第一にした指針が、なにか問題がおきてからの対処ばかりで、未来の国民国家を勘案していないのが明白だ。
しかし、これとは違う長期的に国家を破滅させるかもしれないことでは、国民の見えないところでどんどんと決まり実行されている、この行動力決断力の差はいったいなんだ。
これらのながれは、善によって成されているのだろうか、甚だ疑問がある。
人の中に必ずや備わっていると思いたい「善」が、深い霧に巻かれ、その目が見えなくなっているのではなかろうか。
その深い霧が、どこから出てくるのか、なかなか探り当てられないでいる。
一つの大きな意志によるものか、はたまた同時発生的に湧いてきた利益に惑わされた矮小な悪魔なのか、それとも他の何ものなのか。
小さく非力であろうとも、「善の種」が、いっせいに芽吹いて育つのを、願うばかりの愚者であった。