rock_et_nothing

アートやねこ、本に映画に星と花たち、気の赴くままに日々書き連ねていきます。

夏野菜ズッキーニのクリーム仕立てパスタは、家人の十八番

2011-07-04 22:42:34 | 食べ物たち


ズッキーニの季節。
近所の生産者からおすそ分けが、時折ある。
そうなると、家人の出番だ。
クリーム系のソースだけれど、唐辛子の辛味がぴりりときいて、とてもおいしい。

【材料】3~4人分
・ズッキーニ         中2本を、1本半すりおろし、残りを粗みじんか4分の1カットの薄切り
・ニンニク           2かけをみじん切り
・唐辛子           1~2本(好みの辛さで調整)の種を取り、2分の1に切る
・パセリ            片手のひらに山盛り分のみじん切り
・牛乳             150cc
・コンソメ            2個を砕く
・白ワイン           風味付けに適量
・粗挽きコショウ・塩     適量
・オリーブオイル       大さじ2
・バター            15g

【作り方】
・オリーブオイルにニンニクと唐辛子を入れて、ニンニクが焦げないように香りだし。☆
・ズッキーニとコンソメを入れて、さっと火を通す。
・バターと牛乳・白ワインを入れて、ひと煮立ちさせる。
・塩・コショウで調味し、3分の2パセリを加えてまたひと煮立ちする。
・茹で上がったパスタを絡めて、盛り付け、残りのパセリを散らして出来上がり。
※☆でベーコンを入れてもよいが、夏向きにあっさりを好むなら、入れないほうを勧める。

これが、本当に美味しい。
食欲減退でも、食べやすい。
綺麗な緑色のソースは、目にも癒しを与えてくれる。



大江健三郎と大石又七「核をめぐる対話」

2011-07-04 00:37:41 | つぶやき&ぼやき
アメリカのビキニ環礁の水爆実験で被曝した、第五福竜丸の乗り組み員だった大石又七氏と、作家大江健三郎の対談。
あえて知ろうと思わないと、見えない事柄があるものだ。
知らないほうが、幸せにいられる場合もある。
しかし、知らないから罪がないかといったら、そうともいえない。
この対談を見て、自分がよく知らなかった歴史の一つを垣間見た。
どうして、原子力の悲惨さを体験した日本が、安全利用の名目とはいえ原子力を受け入れたのかということ。
太平洋戦争に突入する一つの動機として、日本はエネルギー資源に乏しいことがあった。
その呪縛が、戦後なお日本を絡めとっていて、原子力を肯定推進する大国にうまく使われてしまった。
他国ばかりではない、日本自体も効率と利益に目が眩んだのだから、非はこちらにもある。
ただ、国民は意識しないで流されてしまったことが、二重の罪なのだ。
マスメディアや特権階級に、上手く操作されてしまったにせよ。
それは、今も繰り返されている。
原子力に絡んだことばかりではない。
税金・年金・医療・教育・労働移民など、あらゆることに注意を払い、近視眼的ビジョンで物事を考え決めてはならない。
でないと、遍く国民の安心した未来は築けないだろう。
そして、メリット・デメリットをつまびらかにして、納得して責任を意識しようではないか。
今ある人が、そのとき限定の恩恵を受け、後世に負の遺産を残すにしてもだ。
大江健三郎が言っていた「根本からの意識改革」が、待ったなしの状況に今既にきてしまったと思うから。